✳︎ ​録音物のクオリティを上げるには?

記事
音声・音楽
Data Quality Check

こんにちは、MixerのElemixと申します。

リピートでご依頼いただいている方に、
「教えてもらえて助かりました!」「勉強になりました」
と意見を頂いた内容があったので、シェアいたします。
参考になれば幸いです😊

✳︎ ​録音物のクオリティを上げるには?
1、録り音の質を上げるあらゆる工夫
・良い機材を使う
品質の良い機材は良い音を作ります。
好きな機材を探求するのもクリエイティブのひとつですね。

私の場合、オーディオテクニカのAT4040が声にあまり合わなくて、
ノイマンのTLM103に変えたところ爽やかな音質が気に入っていて、
ずっと不満なく使えています。

また、環境を試行錯誤していくことによって、
Rec中の聴きやすさや歌いやすさが変わるので、
うまく歌いやすくなるというメリットもあります。
何度も自分の録音データを確認しながら設定や環境を調整して、
良い質のデータを作れるようにするといいでしょう。

反響音対策
フローリングだけの部屋よりも、絨毯やベッド、
ぬいぐるみなどのある部屋の方が
部屋の反響音が少なく、ボーカルがクリアに録音できます。
他にも、リフレクションフィルターという吸音グッズもあります。
カーテンもできる限り閉めた方がいいです。

(私は SE ELECTRONICS
REFLEXION FILTER-PRO 
というリフレクションフィルターを使っています。
高いですが、他の製品でも効果は見込めます。
また、最近は反響音はあまり問題ない方も多いから大丈夫かも。
反響音除去ソフトも使っていますし)


2、録音物としての歌 という意識
・Melodyne
ピッチやリズムは見て&聴いて、基本的な補正を一通り行います。
仕上がりはあくまで元歌のクオリティが反映されることにご注意ください。
やはり、本来の表現やノリなどは歌唱そのものから生み出されるため、
補正をしまくって作る歌というのはベストではありません。

ピッチ、リズムに関しても努力すればするほど、
細部の完成度が高い歌になり、聴き心地が良いです。

・ピッチ
ピッチ(音程)はmixer側で直しやすいものではありますが、
発声の震えでピッチカーブが意図せずぐにゃぐにゃしている場合などは
直しにくくなったりします。
1つ1つの音を大切に、
採点カラオケのように音程やリズムを
当てはめて練習する意識を持つだけでも、
結果は変わってくると思います。
​感情表現は大事ですが、
ピッチとリズムという基本の上に成り立つものだと考えます。

・リズム
タイミングはmixer側でやや直しにくい部類になります。
カラオケのリズムと自分の歌のリズムが合っているか?
ひとつひとつの音が手拍子に合うのか?

そのような意識を持ちながら、
自分の録音データをチェックする習慣があると、
よりタイミングの精確な、気持ちのいい歌に。

・ハモリ、コーラス
意識しないと特にメインとピッチやリズムがずれやすい部分でもあります。
mixなしで録音データ全体を再生しても「いいやん!ニヤリ」
となるのが理想だと思います。

・歌唱力がバレる確認方法
上記に関して、シビアにみる方法として、
オケをミュートにしてアカペラで自分の録音をチェックする
という方法があります。
オケと一緒だと気付きにくかったピッチやリズムの違和感が浮き彫りになることでしょう。
良い歌は、アカペラでも自然で良い歌です。

3、そうは言っても、歌いこなすのって難しい。。
・長期的な視点の解決策で言うと、ボイトレがあります。
私の場合、プロの先生2人に2年x2回=4年+独学2年〜
やっておりますが、
もともとかなり発声に問題や悪い癖があったため、非常に改善しました。

ピッチやリズムをよくするにはそれを聞き取る耳の良さが大事なので、
自分でボーカル補正をやっていたら耳は良くなりましたが、

それと同時に、自分の発声が自由であると、
ピッチやリズムも安定したり、狙った音を出しやすいです。

まずはYoutubeの動画などから見てみてみるのが良いと思います!
簡単な発声練習のメニューなど、
習慣にすると録音のクオリティにも繋がるのではないでしょうか。

こうやって自分の歌声や録音データを作っていくと、
歌ってみたへの熱がより一層入るはずです🔥

音楽は難しいことも多いですが、うまくできたときの充実感もひとしおです。
みなさまの音楽生活がよりよく充実するように、
そしてそのお手伝いができたら幸いです。

Elemix
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す