言霊使い師のぶつぶつ(46)みんなのうた

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音声・音楽
またサザンの話で恐縮なんですが。
私はここ何十年もテレビを見ない、邦楽も聞かない生活を送っておりまして、当然、この人たちの曲も知らなかったんですよね。
正直「いとしのエリー」で記憶が止まってました。

それで、今回のライブでほとんど初めて「みんなのうた」を聴きました。
そしたら、ふっと、「あ、これは、コCOVID-19に覆われて皆が会えない、ライブもできないあの頃にできた人々を励ます歌なんだな」と思ったんです。

そんなはずない。
だって、後で知ったんですが、この曲はサザンの昭和最後の曲で、世界が一つのウィルスに席巻されるなんてことSFの世界でも考えられないことだった。
でも、試しにそう思って聴くと、本当にそうじゃないかと思えてくるんですよ。聴けば聴くほどそうとしか思えない。
歌詞はネットで検索していただくとして、特にここ、 

「いつの日か この場所で 会えるなら やり直そう」

ライブ会場で桑田が歌っているのを見ると、この場所って「ここ」としか思えないじゃないですか。

なんというか、感動するとかよりも先に、ぞっとした。
普遍ってこういうことなんだと思って。
ある一握りの才能を持った人だけが、こういうものを作れる。
意図せずに作っているんだ、と。
本物の天才だ。

あっ、もちろん、歌は好きですよ!大好きです。
あの閉じこもっていた頃にこの歌を聴いていたら、本当に元気が出ただろうなあ。











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