99.9%の盲点(ちょっとだけ屁理屈)

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こんにちは。
この度は閲覧、誠にありがとうございます。

「今日の降水確率は何%」
といった具合に、
色々な場面で確率が用いられています。
指標としては、
とてもわかりやすく、便利なモノだとは思います。
ただ、この確率表記、
案外、判断に困ることもある訳です。
例えば、
「今日の降水確率は30%」
となった場合、
あなたはどう判断しますか?
「雨は(多分)降らない」、
「雨は(多分)降る」
微妙な数字だけに判断に迷ってしまいます。
こういう場合は、
その人の性格が大きな要素となることでしょう。
個人的には、
30%の確率なら雨は多分降ると思ってしまいます。
こう判断すると、
『心配性』と思う方がいるかもしれませんが、
心配というか費用対効果の問題だと考えています。
要は、雨でズブ濡れになると、
後々が面倒なだけです。
被害を最小限にする方法があれば、
その選択をする。
なので、降水確率にかかわらず、
カバンの中には常に、
『折りたたみ傘』が入っています。
「備えあれば憂いなし」
これで、余計なことを心配する必要はなくなります。
(やはり、最後は性格の問題となる訳ですが…)

確率の話ということで、
ちょっと、質問してみます。

【問題】
より安全な飛行機はAとBのどっち?

A. 99.9%落ちない飛行機
B. 1999回に1回落ちる飛行機

このように質問されれば、
誰もが勘ぐってしまうモノなので、
答えは簡単かと思います。

答えは『B』です。

Aは言い方を変えれば、
「1000回に1回は落ちる」となります。
問題は、「より安全」となっているので、
『1000回に1回落ちる』と『1999回に1回落ちる』
の比較になります。
当然、『Bの1999回に1回落ちる』方が、
安全ということになります。
(ちょっと屁理屈問題ではありますが…)

現実的に考えて、
一生の内に、1000回も飛行機に乗る人は、
限られた人たちで、そう多くはないかと思います。
ここで重要なのは、
『99.9%』という数字です。
多くの人は、「99.9%ない」と言われると、
「絶対にない」と思ってしまうモノですが、
それは大いなる勘違いです。
大抵の人は、
『99.9%』と『100%』は同義
と感じてしまっているように思います。
ここが数字のマジックです。
『99.9%ない』は『ある』を含んでいます。
もちろん、
『ある』は極めてレアなケースだとは思いますが、
『絶対にない』とは
決してイコールにはなりません。
このことがわかっていると、
色々な場面で応用がききます。

仮に、「100%ない」と言って、
もしあったのなら、
現実的には『ウソをついた』
ということになります。
「99.9%ない」と言って、
もしあったのなら、
それは本当の意味では、
『ウソをついた』ことにはならないハズです。
だってそれは、
1000回に1回の『ある』の可能性を
残している訳ですから…。
屁理屈と言われるかもしれませんが、
こういう使い分けは結構重要となります。

現実の世界では、
書いたモノ(契約書など)が重要となります。
口約束は無かったモノにできる訳です。
(もちろん、ケースバイケースですが…)
しかし、目に見えない世界では、
口に出した言葉(吐いてしまった言葉)は
簡単に消すことができません。
この怖さがわかれば、
迂闊なことは言えないとなるのですが…。
人にとって、これがなかなか難しい訳です。
それ故に、
言い方を変える悪知恵も必要となるのですが、
果たしてどうなのでしょうか…?

言葉には力があります。
一度発せられた言葉は、
最終的にはそうなるようになっているモノです。
なので、ウソが現実になることもしばしばあります。
良いウソならよいのですが、
周りを不幸にするウソはご法度です。
ウソをついた訳ではないが、
結果的にはウソをついたのと同じ状態になる。
こういうケースは案外多いモノです。
一度言ってしまったら、
言葉には帳尻を合わせる作用があります。
実はこれが怖いことなのですが…。
まぁ、この辺に関しては
いずれ、おいおいと…。


(追記)
確率の話が、最後に脱線してしまいました(苦笑)
しかも、悪知恵の伝授や屁理屈もついつい…。
正月ボケということで、ご容赦のほどを…。














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