どうなる市場の動き。

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プッチンプリンがしばらく出荷されないことにショックを受けているコツメッコです、こんにちは。
ビックリなニュースがたくさんです。
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さて今回は、ニュースで見かけた、金融アナリスト・久保田博幸さんのコラムをご紹介します。
(以下、引用)↓


いったい金融市場では何が起きているのか

 金融市場では異変が起きている。日経平均株価は1989年末の最高値を34年ぶりに更新した。

 米国株式市場でも主要3指数が過去最高値を更新し、欧州の株式市場でも主要指数が過去最高値を更新していた。

 円安も進行し、ドル円は15日のニューヨーク市場で154円45銭まで上昇し、1990年6月以来、約34年ぶりの高値を更新した。

 日本では17年ぶりに金利が戻ってきたが、日本の長期金利の推移をみると1990年9月あたりをピークとして低下基調がずっと続いていたことで、それ以来の本格的な上昇が起きている。
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 金(ゴールド)の国際価格も最高値を更新している。

 これらの背景にはいったい何があったのか。ひとつの要因として考えられるのが、新型コロナウイルスの世界的な感染、いわゆるパンデミックによる影響である。

 新型コロナウイルスのパターンは、第1次世界大戦中に起きたスペイン風邪のパターンに似ているとの指摘もあった。

 新型コロナウイルスの世界的な感染とそれによる世界経済の影響が懸念されて、欧米の中央銀行を中心に積極的な金融緩和策が取られた。

 それ以前に、米国では2008年あたりからのサブプライム問題、その後の欧州の信用リスクなどで政策金利が抑え込まれていた。いったん2016年12月から引き上げられたが、新型コロナウイルスの影響を受け、再びゼロ近くまで引き下げられた。当然ながらこの間に積極的な財政政策も取られていた。

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 ロシアによるウクライナ侵攻が、サプライチェーンに大きな影響を与え、その結果、原材料、食料、肥料などの価格が高騰し、世界的な物価上昇を招いた。

 その後、欧米の中央銀行は物価の高騰を受けて引き締めに転じて、政策金利を引き上げた。日銀もやっと重い腰をあげて、異次元緩和を普通の緩和策に戻した。

 いわゆる金余りが、株価を引き上げていたであろうことは容易に想像が付く。インフレも株価の上昇に寄与したことも予想される。懸念されたリセッションも起きてはいない。

 日銀とFRBの金融引き締めの速度の違いが円安を招いたなど、それぞれ個別の理由はあるとは思うが、やはり何か気になることもたしかである。

 欧米の金融引き締めによる影響はこれから出てくる可能性がある。日米欧の株価がピークアウトしてくる懸念もある。

 中東情勢を含めた地政学的リスクもかつてないほど大きくなりつつある。それが金の価格を引き上げている一因でもある。

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 いずれにしても、ここ30年ぐらいの間ではみられなかったものが起きている。これからこれらがどういう動きをするのか。上がったものはいつかは下がる。それを日本では34年前からみてきていたはずである。どうも嫌な予感がするのだが。
(ちなみに、この記事を書いたのは17日の夕方である)


以上です。
「嫌な予感」
が気になります。
市場が不安定ですね。


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