私の引き寄せ体験

私はどうしようもないほど恋愛ベタでした。

自分のことを世界一の恋愛落ちこぼれだと感じていました。

諦めてひとりぼっちで生きていこうと真剣に考えてたんです。

そんな私ですが、いまは最愛のパートナーと共に暮らし幸せな生活を送っています。

これまでの人生で、引き寄せの力が働いたと感じる経験はたくさんありますが、パートナーとの出会いはその中でも特にわかりやすいパターンでした。

彼女との出会いは職場でした。

その会社には中途入社したのですが、ちょうど彼女も同じ時期に入社しいました。

ですがそのときはまったく恋愛感情など抱いていませんでした。

会話も業務連絡で話す程度です。

そもそも彼女には恋人がいました。

私は恋人こそいなかったのですが、婚活に精を出しており、アプリや街コンなどを利用しながら結婚相手を探しておりました。

そこで何人かの女性と出会い、食事やデートを楽しみました。

ですが、どうも気持ちがノッてこないのです。

私は性格上、好きになった女性とのお付き合いの延長線上に結婚相手を見つけたいタイプなのですが、当時は結婚というゴールから逆算した条件に合う相手を探していたのです。

その方法が私には合っていなかったのでしょう。

デートをしていてもしんどいだけでした。

お相手の方といる間、私はずっと楽しい振りをしていました。

相手によって自分の見せる面を調整しながら、言いたいことを抑えたり、話を合わせてみたり…

デートから帰ったあとは、ひどく疲れきっていました。

そしてある日、もう誰とも会いたくないと思ってしまいました。

このままではせっかく素敵な女性を見つけたとしても幸せにはなれないと気づいたのです。

そこから私は極端な行動に出ました。

職場で、自分の隠していた性格や趣味などをみんなに語るようになったのです。

それまでの私は、職場ではあまり自分のことを語らない性格で、婚活をしていることなんかも言ったことはありませんでした。

しかしそういったことも全部、仕事の休憩時間などで話すようになったのです。

そのときの私は「それで嫌われてもいい」という心境でした。

逆に、嫌われたかったのだと思います。

なぜなら婚活にて、偽りの自分で好かれるとどんどん自分を演じないといけなくなってしんどくなることを痛感したからです。

好かれるための生き方はやめよう。

そしてこんな自分でも面白いと思って仲良くなってくれる人がいたら、そんな人たちと職場でも仲良くしようと思ったのです。

言い方は悪いですが、ふるいにかける気持ちでした。

「松実さんって、すごい面白い人ですね」

僕が話しているのを聞いてリアクションしてくれた女性が現れました。

「私も実は〇〇なところがあって、〇〇にすごい興味があるんです」

内容は伏せますが、彼女は趣味だったり物の考え方にすごく共感してくれました。

その女性とは入社してから２年ほど一緒に働いているのに、こうしてちゃんと話をするのは初めてでした。

その後も職場で顔を合わせるたび話をするようになりました。

そしてある日、彼女のほうから食事の誘いがありました。

私から誘わなかったのは、彼女に恋人がいると思い込んでいたからです。

ですがどうやら数カ月前に別れていたようでした。

そこで初めて連絡先の交換をしました。

そこからは早かったです。

急速に距離が縮んでいきました。

不思議なものです。

同じ職場で２年間一緒に働いているのにほとんど話すらしてこなかった二人です。

それがいまでは一緒に生活するパートナーとなったのです。

私はこれを引き寄せの力が働いたと受けとっています。

ですが、ここまで読んでくださった方は、どこで引き寄せを使ったのか、どこで引き寄せのオーダーを出したのだろうかとお思いかもしれませんね。

というのも、オーダー（私は素敵な女性と幸せに暮らしている）を出したのは、かなり前の段階だからです。

婚活を始める前、転職してその会社に入社する少し前あたりに出したのです。

これを聞いてガックリした方がいるかもしれません。

なぜなら、オーダーを出してから彼女と恋人関係になるには２年と少しかかりましたし、一緒に暮らすというのはそこからまだ１年を要しました。

引き寄せが叶うスピードには差があります。

叶えたいことが大きければ当然叶うまでに時間がかかります。

自分の現在地からどれだけ離れているかによるのです。

そしてそこへの向かい方も人それぞれです。

爆速で向かう人もいれば、ゆっくり着実に向かう人もいます。

そうしながら、宇宙はどこかにタイミングを用意しているのです。

私の場合ですと、彼女に出会うためにはまずその会社に入る必要がありました。

そして婚活もしました。

婚活は一見回り道で無駄に見えるかもしれませんが、実はとても重要なプロセスでした。

ここでの気づきがなければ、自分らしくあろうとすることはなかったからです。

なのでこれは宇宙が与えた必要な経験だったのだと受け止めています。

私がそのような引き寄せのプロセスにある間、彼女はというと…

ベタ惚れの恋人がいました。

まだ彼女とほとんど話したことがなかった時期に、仲の良い職員と楽しそうに彼氏の話をしている姿を見たことがありました。

ですが、やがて彼女は恋人との価値観の差であったり、満たされない思いに気づいていったようです。

そしてお別れの時が来ました。

これでようやく二人のタイミングが整ったのです。

そしてここからは早かった。

なぜなら二人が出会ってからすり合わせる必要もなく、出会う前にそれぞれが準備を整えてきたからです。

なぜこのような引き寄せの力が働いたのか。

それは、私が『私は素敵な女性と幸せに暮らしている』というオーダーを宇宙に出したからです。

そしてそれが、私が心から求める幸せのイメージだったからです。

引き寄せにはここがとても重要です。

引き寄せは、ネガティブなものにも適当なものにも平等に力が働きます。

私は素敵な女性に出会えない、と思ってオーダーを出せば、出会いは訪れなかったでしょう。出会えても、心の底から好きになれる女性ではなく妥協しながら一緒にいたのではないでしょうか。

婚活で出会った条件重視の女性とうまくいっていたかもしれません。

その道は歩んでいないので、幸せになれたのかどうかはわかりませんが。

私がこの体験でお伝えしたいのは、自分の心の声を大切にしてほしいということです。

恋愛の形は何でも構いません。

もしかしたら他人から応援されなかったり、難しい恋愛をしている方もいるかもしれません。

ドリームキラーとなってあなたの気持ちを試そうとしてくる出来事があるかもしれません。

ですがそんなときでも大切なのが、自分の正直な思いです。

好きな人と一緒にいる自分を想像して、その人と一緒にいる未来を想像して、心から喜びが溢れるならば、その未来はきっと引き寄せられます。

そうでないのなら、一度立ち止まってもいい。

あなたの心が優先順位で一番大切なのだから。

そして少し迷ったときは、お気軽にお話を聞かせてください。

ここまで長い文章を読んでいただいてありがとうございます。

あなたに素敵な未来が引き寄せられますよう、心よりお祈りしております。