質問紙法を用いた卒論・修論を書く人にオススメのテキストを紹介!

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こんにちは!
心理学研究員の原です。

今回は質問紙法を用いた卒論・修論を書く人向けにテキストを紹介したいと思います。

質問紙法は既存の尺度もあるし,サンプルの確保もしやすいという点でとてもやりやすい調査方法だと思っている方が多いと思います。
けど,事前にどのような分析を行うのかを明確にしてから質問紙を作らないと大変なことになります。よく後輩に言っているのは,「この質問項目を作っているけど,どのような分析をするの?」です。
事前にどのような分析をするのかを考えないで調査を始めてしまう方が結構多くおり,特に共分散構造分析を行う場合には質問紙作成が重要になります。
質問紙作成がきちんとしていれば共分散構造分析がうまくいく研究もあれば,質問紙によって共分散構造分析がうまくできない場合もあるのです。
なので,質問紙法の研究方法はやりやすい反面,最初から分析方法を決めそれに適した尺度選定や質問項目作成をする必要があります

その際,オススメしたいテキストは以下のものです。
宮本聡介・宇井美代子(編) 質問紙調査と心理測定尺度―計画から実施・解析まで― サイエンス社

このテキストの良いところは質問紙法で調査を行う場合にはどのような視点を持つことが必要なのかを書いてくれている点です。
また,先行研究の効率的な探し方なども載っています。
私は基本,質問紙法をとるのでこのテキストには大変助けられましたし,先行研究の調べ方は大変勉強になりました。
質問紙法で卒論・修論を行う場合,必須となるテキストですので図書館で読んでみたり,購入してみてください。勉強になる点が多いです。
ぜひ一読してみてはいかがですか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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