『留まる時、進む時』
車中生活は明らかに留まっている時。
その時にしたことのひとつ。
野菜作り。
市販の野菜で症状が出るので、だったら自分で育てようと、ネットや本で調べ、トマト、人参、とうもろこし、さつまいも、メロン、スイカ、白菜、キャベツ、カボチャにゴーヤ。
庭を野菜で埋め尽くしました。
無我夢中で泥んこになって固まった庭の土を掘り起こすことから始めて、苗を植え、コンパニオンプランツを取り入れて。
自分の力で変えられるわけでもない天候と日々にらめっこしながら、時に祈りながら台風を過ごし、迎えた初収穫の喜び。
生産者の方のご苦労をひたすら痛感する。
年中手に入る食べ物には旬があるということを知り、この時初めて四季を感じ、みつばちや蝶、てんとう虫の役割などなど、学ぶことはたくさん。
食物連鎖。
生態系を知る。
森羅万象。
私の仕事だけでは知り得なかったこと。
生きるということの意味を教えていただいた。
肥料を与えすぎてもダメ。
水を与えすぎてもダメ。
過保護はダメ。
自然に任せることも必要。
自分で育てた野菜のかわいさ。
そして愛情というスパイス。
味は格別です。
留まっている時も、得るものはたくさんあります。
むしろ、今まで忘れかけていた大事なことを、気付かせてくれます。
留まったからこそ得られたものを大事に。
自分の糧として。
進むはポジティブ
留まるはネガティブ
と思われがちかもしれません。
でも人生において、人格形成は偏りなく両方が必要だと思っています。
両方が大事。
今日も皆様にとって素敵な1日でありますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ひかる