一行日記『まずはできることから』1/365

一行日記というより一言日記かもしれません・・・

過去（10年以上前）の自分が小さなノートに一行日記として綴った言葉。

『まずはできることから』

CS(化学物質過敏症)の重症化により、車中生活をしていました。

仕事から離れ、炊事、洗濯等、全て誰かに頼らなくてはできなかったあのとき。

孤立状態でした。

この時にできることと言ったらやはり症状を最優先に回復させること。

私が車中生活から回復にかかった期間は年単位。

家族や知人、友人に支えられて、今があります。

そして大事な存在。

自宅に入ることができないので、基本は外での車中生活。

療養に勤しむなか、休憩時にはほっとする時間が欲しい。

そんなときに遊び相手になってくれたのが野良猫(地域猫)ちゃんでした。

そのときに、生き抜く強さをひしひしと学び、共に乗り越えた記憶があります。

四季を通してこの子達は外で寝泊まりしている。

食べ物も自分で何とかしなければならない。

明日の命の保障もない。

本当に勇気と元気をいただきました。

なかには病気で亡くなった子達もいました。

お世話になった子達に対して、せめてもの供養として、お寺さんに納骨させていただきました。

無駄な命なんて、この世に存在しないのです。

その存在そのものが、こうして一人の人間を笑顔にしたり、励ましたりしてくれる力になる。

今でもその子達の写真は大切に持っています。

問題は尽きませんが、あれこれとまだ来ない先を不安に思うより、まずはできることからはじめる。

私の大事にしている言葉に

『人事を尽くして天命を待つ』

があります。

今日は少し自分を俯瞰してみて、やり残していることはないか、チェックしてみようと思います。

思いのままに綴ってしまいました。

皆様、素敵な一日を。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ひかる