不動明王は、元々はインド神話の三大神の一人であるシヴァ神の別名とされ、その梵名は「アチャラナータ」と言います。「アチャラ」とは「動かない。不動であること」、そして「ナータ」は「守護者」を意味します。インドでは、動かないものと言えば山を指していたことから、不動明王は山の守護者として信仰されました。不動明王の霊場が山に多いのも、また盤石の上に座っている姿として描かれているのも、ここにルーツがあると思われます。