不動明王と護摩木

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不動明王は、日本各地で「お不動さん」として親しまれ、いまでもたくさんの人気と信仰を集めています。表情からは、恐ろしさだけでなく圧倒的な強さを感じられます。

不動明王とは

不動明王は、元々はインド神話の三大神の一人であるシヴァ神の別名とされ、その梵名は「アチャラナータ」と言います。「アチャラ」とは「動かない。不動であること」、そして「ナータ」は「守護者」を意味します。インドでは、動かないものと言えば山を指していたことから、不動明王は山の守護者として信仰されました。不動明王の霊場が山に多いのも、また盤石の上に座っている姿として描かれているのも、ここにルーツがあると思われます。
不動明王が憤怒の形相をしているのは、優しさだけでは消滅することのない煩悩や罪悪に苦しむ人々を、その怒りの力で救済するためです。

背中に火炎を背負っている不動明王は、火を焚いておこなわれる護摩祈祷の本尊でもあります。このため、護摩祈祷を日常的に行う真言宗や天台宗では特に厚く信仰されています。

煩悩にまみれた愚かな衆生を激しく叱りつけ、間違った道へ進もうとした時には力強く正しい道へと戻すさまは、まさに威厳のある父親のような存在です。

不動明王のご利益


煩悩退散
厄除け
学業成就
身上安全
立身出世
商売繁盛
健康祈願
国家安泰

不動明王の真言の種類と唱え方
真言密教では、仏さまを表す真実の言葉である「真言」を唱えます。
真言の唱え方
密教では「三密」という修行の実践法があります。

これは3つの密(身密、口密、意密)を仏の姿に重ねることで、自らも仏になることを目指すというものです。
身密とは、手指で「印」とを結び、仏さまの姿を表すことです。
口密とは、仏さまの真実の言葉(真言)を口で唱えることです。
意密とは、心の中を仏と同様に穏やかな境地にすることです。

不動明王の真言の効果
真言は唱えてこそ、ご利益があると信じられています。言葉には魂が宿り言霊となると考えられているからです。不動明王は、常に弱い心や煩悩に負けそうな私たちの心を律して、正しい道へと導く手助けをしてくれるのです。

また、困難に立ち向かっている時にも不動明王の真言は絶大な力を発揮すると考えられています。

なぜなら不動明王の真言は目の前に立ちはだかる壁を取り除く手助けをしてくれるからです。


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