タロット占いは、当てようとしなくても当たるものです。
基礎を学んでしっかりした土台を作り、
練習でカードの出方を体感すれば、
頭で考えずに次々に口から言葉が出てきます。
しかし、「当てる」ことが目的になってしまうなら、
クライアントにとって勿体ない時間になってしまうでしょう。
何故なら、悩みを持つクライアントは、
理想と現実のギャップに苦しんでいます。
そのギャップを作り出しているのは、他ならぬクライアント。
でもクライアントはそのことを知りません。
外から災難が降ってくるように感じてしまっているからです。
それでは外側ありきで、
自分ではどうしようも対処できないことになってしまいますね。
だから、非力に感じて悩んでいるのです。
へとへとになったクライアントの未来を当てても喜べませんよね。
でも、実は自分が問題を作り、
それを解決できる存在だとしたらどうでしょうか。
そのことに気付き、自分で何とかできるんだと希望が持てれば、
クライアントがいる闇の世界から光の世界に連れ出すことができますよね。
そして、クライントの可能性を一緒に探ってあげるのです。
クライアントの中にあるその答えを、
あなたが代わりに見つけて教えてあげることができるのです。
そして、クライアントが自分を知り、
望む未来を見るために、今この瞬間に思いと行動を変えれば、
未来のカードは瞬間にすり替わるのです。
それ程ダイナミックなことが見えない世界で起こっています。
この見えない世界を知り、占いに活かせるテクニックが、
当たる占いを超越した占い師に必須な知識だといえるでしょう。
未来予想屋の占い師ではなく、
真に癒せる本質的な占い師を目指して欲しいと思っています。