Pythonを使ったプレゼンテーション自動作成

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Pythonは、その豊富なライブラリと汎用性により、さまざまなタスクを自動化するのに適しています。その一つが、プレゼンテーションスライドの自動生成です。この記事では、python-pptxというライブラリを使用して、PowerPointスライドを自動生成する方法を解説します。

0.必要なライブラリのインストール

まずはじめに、python-pptxライブラリをインストールします。このライブラリは、PythonでPowerPointファイルを読み書きするためのものです。以下のコマンドでインストールできます。
pip install python-pptx

1.プレゼンテーションの作成

プレゼンテーションを作成するには、まずPresentationオブジェクトを作成します。
from pptx import Presentation

prs = Presentation()

2.スライドの追加

次に、スライドを追加します。add_slideメソッドを使用して新しいスライドを追加します。このメソッドは、スライドのレイアウトを引数として受け取ります。レイアウトはslide_layouts属性から選択できます。
slide = prs.slides.add_slide(prs.slide_layouts[0])

3.タイトルとサブタイトルの追加

タイトルとサブタイトルは、スライドのshapes属性からアクセスできます。タイトルはtitle属性、サブタイトルはplaceholders[1]からアクセスできます。
title = slide.shapes.title
title.text = "Hello, World!"
subtitle = slide.placeholders[1]
subtitle.text = "python-pptx was here!"

4.画像の追加

画像はadd_pictureメソッドを使用して追加できます。このメソッドは、画像のパス、位置(左と上)、およびサイズ(幅と高さ)を引数として受け取ります。お好きな画像を用意し、'image_path.jpg'の箇所に指定して下さい。
left = Inches(5)
top = Inches(2)
slide.shapes.add_picture('image_path.jpg', left, top, width=Inches(4), height=Inches(4))

5.テキストボックスの追加

テキストボックスはadd_textboxメソッドを使用して追加できます。このメソッドは、位置(左と上)とサイズ(幅と高さ)を引数として受け取ります。
left = Inches(0.5)
top = Inches(2)
width = Inches(4)
height = Inches(4)
txBox = slide.shapes.add_textbox(left, top, width, height)
tf = txBox.text_frame

6.プレゼンテーションの保存

最後に、saveメソッドを使用してプレゼンテーションを保存します。
prs.save('test.pptx')
以上により、次のようなプレゼンテーションスライドが作成されます。
slide1.png


slide2.png

7.まとめ

以上が、Pythonを使用してPowerPointスライドを自動生成する基本的な手順です。python-pptxライブラリは非常に強力で、これらの基本的な機能の他にも、図形の追加、テキストのスタイルの変更、テーブルの作成など、さまざまな機能があります。

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