「小説の技法」Lesson25 第二課題に取り組む方々に

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 書けない~の声がすでに上がっている第二課題ですが、本当に、これ、書けません。ここまで、細かく書くことが決まっているのに、書けない人が本当に多いと思います。

 同性一人称の行きずり描写の前と後です。行きずり描写はいらないの、皆さん、大人なら割と平気で流せるはずです。その前後の自分の行動を正当化しようとしつつ、相手に惹かれつつ、相手は既婚者か、家庭持ちか、遊んでやろうか、そんなのいけない、ダメだって、うだうだ考えながら、表面上、普通で、でも、ホテルマンから見れば、ばればーれの行動を取っている主人公っていうものが書けないんです。

 描写を書こうとしても、その時、自分は何やっているんだ? どこ見てるんだろう?って、ロボット状態にかちんこちんになる人もいるはずです。そして、小説の奥義①で、相手の感情もわかるように書こうとすれば書けますよねって解説もしました。えー、です。

 上級者の人は相手にまで目を配って場面仕上げてみて下さい。でも、まず、自意識との葛藤で多くの方は悩まれると思います。いえ、こういう行動を過去に取ったことがある方なら、露悪的になれば書けることです。でも、露悪的になる必要はありません。過去の彼女、彼との美しい思い出を汚すようで嫌だと思われた方、はい、そこで、STOP。小説です。ルポでも体験談でもありません。ここの分離をしっかりと、済ませて下さい。

 小説の中に出てくる「私、俺、僕」と自分自身の区別、ここ、しっかりしないと、飯は食えても、薬に頼る羽目になります。プロになれば、主人公=小説家で、ガンガン、叩かれる覚悟はして下さい。運営の注意書きなどない世界です。アカ停止もブロックもないです。

 今回の課題を機に、自分と一人称の区別を自分の中で明確に付けましょう。
そして、二場面目、男性も女性もホテルを出た時ですね。これ、視点から難しいです。考えれば考えるほど、気が萎える人多いはずです。課題にまじめに取り組んで、解説もきちんと理解している人ほど、お手上げに入ります。すごく上手な人を教えていた時、いきなり、空見上げてピンクだとかって笑いだしたんですよね。SM嬢を買った後って設定でしたが。(ここのサイトは、なんだかレイティングがきついので止めました。)

 一抹、罪悪感はあるはずなんです。ピンクの空見て高らかに笑ったりしませんから! はい、人の振り見て我が振りを直しましょう。
 現在、女性から書けない宣言が続々寄せられていますね。書かないシーン。そう、女性は書かないです。こういうシーン。男性は全く無反応です。怖いです。でも、書いたほうが、絶対的に、描写力は上がります。っていうことは、皆さん、予感でわかると思います。壁も見えると思います。

 そして、最後に書いておきますが、第二課題、はっきり書くと、チェックインとアウト後というより、SEXの前と後です。感情も感覚も大きく異なります。嫌な人は自習でいいです。自習でいいからやってみましょう。で、取り組んだ感想でもUPして下さい。大人なら、SEXシーンは書くんですよ。でも、前と後が書けません。恋愛小説、書きたい方、絶対に避けないこと。まとめ方は幾通りもあります。頑張って下さい。        以上

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