『小説の技法』Lesson8 第一課題解説 ①起承転結、かかってこい!

記事
コラム
 皆様、第一課題の作成、お疲れ様です。実作された方、本当に、ありがとうございます。
 解説を書かせて頂きますが、例文になってくれてもいい強者の方はいらっしゃいませんでしたので、皆様は、自己採点代わりに、毎日、手直ししてみて下さい(パソコン前提)。

 では、第一回、ほら、来た、「起承転結」です。用語に説明の必要はないでしょう。
 私は、もっとLessonが進んだら、自白しますが、起承転結で書きません。  
 が、です。が!
 テクニックというものは、学べるだけ学んで、使いこなせるに越したことはありません。
 私も、今、「カクヨム」の作者さんにご協力願い、異世界転生物の書き方というものを勉強させて頂いております。ありがとうございます。なるほど勉強になります。でも、それで、私の小説理論が変わるかと言えば、別に変わりません。新しいメソッドの習得です。

 今日は、まず、「起承転結」メソッドの再構築について、説明します。起承転結。意味は、皆さん、学校で習っていると思います。では、具体的なページ比率はわかりますか?

 私には、私の確立した「理論」があります。が、一般的に、何対何対何対何ですか?
 これ、私も確認しました。二つの説があるそうです。一つ目は、1:1:1:1説。
 ちゃんと、小説講座っぽいサイトで確認しました。二つ目が、1:4:4:1説だそうです。

 でも、皆さん、よーく、考えてみて下さい。自分の構成ノートも見て下さい。
 250字:250字:250字:250字? 
 それとも、100字:400字:400字:100字?

 皆様は、少なくとも、実作の経験がおありだと思います。面白いですか?この比率?

 少なくとも、現代小説において、エンターテイメント性を考えた場合、この比率は、面白くないと、私は思います。ここ、昨日、実際に書いている人と、読んでいるだけの人で、温度差が出てくると思います。自分で考えたか、考えていないか、の違いです。

 はっきり言いますが、この講義は、プロで飯を食ってもらおう、もらいたい、飯食うぞ、という私の決意から出ています。私も考えることで、上手くなります。隠し事なしです。
 1:2:3(4):0.5くらいのスピードではないでしょうか? 私、起承の部分、読むのが好きではありません。元々、起承転結派ではないので、とろくて、とろくて、たまりません。

 かつて、ヤン・デボンという脚本家が「スピード」(キアヌ・リーヴス主演)という作品を書きました。冒頭から、転です。0:0:10:0。私もクライマックスのどんでん返し理論など、自分で、後々、述べる持論を持っています。「転」を非常に重視します。クライマックスを半分より前から始めます。 
 スカートなら、ちょっとハイウエストです。

 ① 引っ越してきた。②気持ち悪いことが起こる。③半端なく怖いことが起きる。④大家から話を聞く。で、あの1:2:3or4:0.5の比率で書こうって言うのが、私です。

 たかだか、1000字の怪談ですが、なかなか難しいでしょう? 正直、私は難しいです。ホラーエンターテイメントですからね。まとめ直してみる方は、まとめ直してみて下さい。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す