「愛」ってのは
時差があって 届くのかもしれない。
時差があるから 続いていくのかもしれない。
8年前、ぼくがまだ高校生だったあの日。
ぼくは病室に急いでかけこんだ。
病院でボスは嘘をついていた。
「風邪をこじらせただけだからすぐかえる」
そう言ったのに…。
あのとき しばらく
かなしくてどうしようもなかったんだ。
だけど今
ボスがいなくなった今でも
ぼくはぼくの中に ボスの愛をずっとかんじることができるんだ。
ぼくがボスとおしゃべりしたいときはいつだってそれができるんだ。
ぼくがどこにいるかには関係なく。
ただボスについて考えるだけでいいんだ。
そしてボスとおしゃべりするのがどんな感じか思い出すだけで
ぼくはすぐにボスのそばにきてボスと話すことができるんだ。
愛は 時差があって
ずっとずっとずーっと つづくんだよ。
おやすみ。またね。
ゆめのなかでね。