文化放送 第17回ラジオCMコンテストで優秀賞を受賞しました!

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“その瞬間”が、有るか 無いかだ! by木兎光太郎


劇場版ハイキュー!!はまだ見に行けてない。
劇場版スタートゥインクル☆プリキュアのリバイバル上映も決まったのでどっちも見に行きたいけど行けてない。四月中には何とか見に行きたい。
最終ノミネートの連絡が来たのは2月9日。
去年と同じプロデューサーの方から来たのですぐに分かった。
家にネットが通ってないので確認したのは10日。
KISS FMの準グランプリの賞金を下ろし旅行会社で新幹線とホテルを予約。
イベントの日は3月15日。
前週にレントゲンを撮り骨に異常は無かったけど痛みがあったのでサポーターを着けて出陣。
浜松町駅前にある文化放送で5時半から受付。
すでにいっぱい集まっているリスナー観客より先に最終ノミネイター達が受付を済ます。
私の前では愛知の有名な方が受付していた。
何が残っているのかメールで聞いた時は教えてもらえなかったけどここで最終ノミネイター達の名前の横に課題企業名が並んでいて、自分がどれに残っているか知る。

「明治」

明治か~… あんまり自信ある奴なかったんだよな。こりゃ今年もダメかなと思いながらエレベーターで会場入り。
最終ノミネイターは胸に「GUEST」のシールを貼り席に着く。
席はどこに座ってもいいと言われたけど、「前の方からお座り下さい」と言われたので右側前方に座る。両隣に最終ノミネイターに挟まれる。
会場は最終ノミネイター10人くらい?と関係者・観客含め100人くらい?でいっぱいに。
席に座って待っていると、司会のヒャダインさんと久保アナが登壇。
続いてラジオCMを演じていただく青二プロダクションの声優さん達と最終審査員の皆さんが登場し席に着く。始まる前にトイレに行く。文化放送のトイレの入り口には本当にコミーのFFミラーがあった。

6時、公開録音スタート。
あのジングルが流れ久保アナのナレーションが流れ、青二の皆さんが挨拶。
有名キャラの台詞やマイクパフォーマンスで会場が盛り上がる。
うわっ、ニコ・ロビンだ!
ひゃー! 半天狗だ!
アニメオタクにはたまらない時間が流れる中、遂に最終ノミネート作品の発表。
緊張感が漂う中青二塾の作品から発表。
声優さん達が代わる代わるマイクの前に立ち作品を演じる。
必死で作品をノートにメモする。
そして最終審査員からの講評。
褒められる作品は褒められるけど、厳しい事を言われる作品も。
作品発表の順番は公平にあみだくじで決められている事を知る。
最終ノミネートに残ってるだけあってどれも粒ぞろい、当たり前のように2つ3つテクニックが入ってる。そして思いつかなかった発想。
湧き上がる笑い声、拍手、会場の空気。
そして遂に明治の番。
1番、愛知の有名な方の作品。
うわっ!これはやられた!
笑いも上がったし自分の作品を聴く前に負けを確信する。
2番、私の作品。
今年も不良ネタかよ! でもまあちゃんと理由があって不良にしたし、テクニックが4つ入ってる作品なのでこれじゃないかなとは思っていた。
ちょっとだけ笑いが上がる。
3番、また愛知の有名な方の作品。
2作品残ってるのか… さすがだ。これは負けた。
と、思っていたけど最終審査員の皆さんからまさかの言葉が。
まずたかみなさんが私の作品を「簡潔で分かりやすい」「お兄ちゃんいい人」と好感触のコメント。
続いて谷山さんが1番の作品について言及。「コピーが惜しい」「手作りしようというオリエンに応えてない」「既製品でもいいとなる」と思いの外厳しいコメントが。
続いて3番の作品にもヒャダインさんから「タカシに頼りすぎ」といったコメントが。
あれ? これもしかしてイケるんじゃね?
私がひそかな希望を抱いている間にニチバンの作品発表。そしてここで5分間の休憩。
5分後に小学館の課題からスタート。
三井住友トラスト不動産、ライオン、Aimingと発表が続き最後のレコメン!の作品発表。
はあ、これで終わりか。
司会の久保アナも言ってるけど名残惜しいな。今年も無理っぽいけどいい思い出になったなと思っているとまさかの展開が。
1番の作品の前に私の名前が呼ばれ、私の作品が流れたのだ。
え? 明治だけじゃなかったの?
受付には明治しか書いてなかったよね?
他の人には複数書かれてたけど、俺の名前の隣明治しか書いてなかったよね?
しかもこれ……初日に書いた奴だ!
作品は後輩を車で家まで送る先輩の話。
「先輩の家まで乗せて下さい」という後輩がレコメン!を最後まで聴きたいからという「裏切り」がある作品。
いつも仕事帰りに車でラジオを聴いているけど、いつも番組の途中で家に帰り着いちゃう事から思いついた作品だった。観客からも笑い声が上がる。
レコメン!は前のパーソナリティのオテンキノリさんと乃木坂の田村真佑ちゃんの水曜日を毎週聞いていたので個人的にも思い入れがあった。
でも3番を聴いたときに「これは負けたな」と確信。
あ~、これを書きたかったな~。人とラジオの関係を表した素晴らしい作品。それでいて音楽からお笑いまで要素があるレコメン!の特徴も表現されている。谷山さんも絶賛されていた。私の作品もたかみなさんが「シンプルでよかった」とコメントされていたけど3番には負けたと確信する。
それから25分の休憩(最終審査)へ。
トイレを済ませ席に戻ると隣に座っていた最終ノミネイターの方に話しかけられる。
なんとその方、私と同じ県から来ていて10年前に谷山雅計賞を取っていた方だと判明。
ラジオCMコンテストは文化放送しか応募してなく、今年も5作品しか送ってないとの事。
ラジオ投稿が趣味で、なんと星野源さんのANNで最優秀リスナーを取った事があり源さんと生電話した事もあるとか。すごい、うらやましい。
その方とラジオの話で盛り上がり、話題はどれがグランプリ受賞するかという話に。
2人ともBOAT RACEの「かくれんぼ」か、三井住友トラスト不動産の「資産価値」のどちらかじゃないかという話に。
あの二つはインパクトも強かったし、頭ひとつ抜けているかなと感じた。
ちなみに私が賞を取ると思って印をつけていたのは以下の作品。

青二塾の2番(同じ人)
日本シグマックスの1番(土下座)
BOAT RACEの3番(かくれんぼ)
KADOKAWAの1番(地球儀の青い部分)
明治の1番(カッパや天狗と同じだと思うんだ)
ニチバンの3番(マッサージ)
小学館の1番(イキる男子)
三井住友トラスト不動産の2番(資産価値)
ライオンの2番(ううん、トイレ)
Aimingの2番(二畳半)
レコメンの3番(僕らは今日も、音楽やお笑いの話題で盛り上がるんだ)

同じ課題から2作品受賞する事もあるだろうけど、その時は優秀賞で全部のスポンサー作品から賞がつくと思っていた。じゃないと協賛した意味ないものね。
小学館の1番は「ジェンダー的にどうか」みたいに評されてたけどグランプリもあるんじゃないかと思った。
そして遂に受賞作品の発表。

谷山雅計賞、レコメンの3番。
坂谷充賞、日本シグマックスの1番。
高橋みなみ賞、日本シグマックスの2番。
なかじましんや賞、青二塾の1番。
ヒャダイン賞、ライオンの1番。
準グランプリ、BOAT RACEの3番
リスナー大賞、三井住友トラスト不動産の2番。何と2位に4倍の差をつけてのぶっちぎり。
そしてグランプリ・・・三井住友トラスト不動産の2番!!! リスナー大賞とのダブル受賞!!!
グランプリの方にヒャダインさんと久保さんが電話。
グランプリの方の「映画を見ていた」という話に会場が盛り上がる。
文化放送ラジオCMコンテストになる前の100万円のコンテストにも受賞されていたとの事。そのコンテストのページは文字化けしていて見られない。何とか見れるようにしてもらえないだろうか…
そして優秀賞の発表・・・だったんだけどここでヒャダインさんと久保アナの手元に資料がないというハプニングが。
間をつなぐように最終審査員の皆さんからの講評が。
なんとか優秀賞だけでも取れないかな~と思いながら待っていると久保アナから優秀賞の発表が。
時間がないから作品番号と名前だけの発表だったけど、KADOKAWAの2番と隣の方の名前に続いて明治の2番と私の名前が!
隣の方と思わずハイタッチ! スラダンの流川と桜木みたいなハイタッチ!
視線を感じたのでそっちを見ると目が合ったなかじましんやさんが「うんうん、これがラジオCMコンテストの醍醐味やねえ」と言わんばかりにニヤッ!と笑われていた。
そして公開録音イベントが終了。
青二の声優さん、最終審査員の皆さん、ヒャダインさん久保アナを拍手で見送る。
はあ~、よかった。なんとか手ぶらで帰らずに済んだ。こういうイベントに来るのは今回が最後。いい思い出になった。
会場から出る途中に最終ノミネートに残っていて賞も取られたM上さん・O田さん・S田さんと一緒になり話をする。
O田さんとは以前お会いした事あるけどM上さん・S田さんとは初対面。
S伝会議賞をクアドラプル受賞で卒業されたM上さん、ハマダさんのコピコヒを読んでいて、勝手に物静かな方をイメージしていたけどすごくテンションの高い方でびっくり。
今年のS伝会議賞でなんとファイナリスト3本残っていたらしいS田さん(贈賞式見れなかった)。ナイスガイだった。文化放送ラジオCMコンテストでも複数残ってたし二刀流ですごい。
4人で今年の文化放送ラジオCMコンテストの話をし、エレベーターに乗り、ラウンジと外で立ち話をする。何がノミネートされてるか教えてもらえなかった、教えてもらえないのと交通費出ないの地方勢はしんどい、青二の皆さんの演技よかった、今年は何本書いた、どうやって書いてるんですか? 全課題はやらない。書いたラジオCMは寝かせるのが大事、3回推敲したなどの話で盛り上がる。4人共KADOKAWAは「よく分からなかった」ので出していなかった。最終ノミネート止まりだったけど「地球儀の青い部分」を全員絶賛していた。
「外で立ち話もなんだし」とM上さんが言い飲みに行く事になったけど、私は空気を読み1人帰る事に。ついて行けばよかったという気はあるけど、レベルが違いすぎるからねえ…伝説の勇者3人のパーティーに村人Bが1人混じるのは気が引けてしまった。
その後東京タワーと月を写真に撮り富士そばでカレーかつ丼を食べホテルへ。
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前は注文の時にそばかうどんか店員さんに言って選ぶスタイルだったけど券売機で選ぶスタイルに変わっていた。コロッケそばも何かメニューが変わっていた。値上がりしてた。
プロの声優さん達の演技(何と昼からリハーサルをされていたとの事)を生で見れたし、谷山さんなかじまさんの話が勉強になったし参加してよかった。文化放送ラジオCMコンテストはあるテクニックを使った作品が最終ノミネートに残る傾向が分析の結果可視化されていたけど、今年はバラけていた。それにテクニックうんぬんよりも大事な事が分かったような気がした。去年から1年間テクニックを言語化して引き出しを増やす事を課題にしてきたけど、新しい課題が見つかった。もっといい広告を作れるようになりたい。
でも…
後、もっと筋肉をつけたい。

今回受賞できて浮かんだのは「ありがとう」という気持ちだった。
作品に声を当てて下さった声優さん達だけじゃない。課題を出して下さった協賛企業の皆さん、音響効果をつけて下さる皆さん、CMコンテストを企画して下さった皆さん、作品を選んで下さった皆さんなど様々な人達にありがとうと言いたい。
ラジオCMは1人じゃ作れない。
本当に、ありがとうございました。

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