勉強のコツ

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 皆さん、勉強で苦労していませんか?必死に勉強しているのに、なかなか成績が上がらない。それどころか、成績が下がったなど、辛い思いをされている受験生も多いと思います。でも、それは、『勉強のコツ』を知らないだけかもしれません。『勉強のコツ』をしれば、効率的に学力を伸ばせるのです。そこで、今回は、勉強のコツをお伝えします。成績アップ、ひいては、合格につながりますよ。
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勉強には3種類あります

 勉強は、大きく、3種類に分けられます。国語、数学といった分類ではありません。こうした教科全般を横断的に捉えて、暗記系、手順系、発想系に分類するのです。さらに、この中で、発想系は、ほとんど、試験で出題されません。採点が難しいからです。例えば、こんな感じの出題です。『日本国憲法が廃止された場合、どのような影響が発生すると考えられるか?』答えるのも難しいですが、採点する側も大変ですよね。結局、試験では、暗記系と手順系が出題されることになるわけです。ここでは、この暗記系と手順系に絞って、お伝えします。
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暗記系とは

 暗記系は、わかりやすいですね。小学校で学ぶ九九は、まさしく、暗記系です。歴史なんかも、暗記部分が多い科目ですよね。暗記系の特徴は、覚えているか、どうかで、得点できるかどうかが、決まるということです。例えば、『ブラジルの首都はどこか? 』という問いには、『リオデジャネイロ』という答えが、圧倒的かと思います。ですが、正解は、『サンパウロ』でもなく、『ブラジリア』ですね。このように、暗記系は、知っているか、否かが、全てなんです。大人でも、知らなければ、正解できませんし、子供でも、知っていれば、簡単に正解できます。暗記系は、知識クイズといえますね。
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手順系とは

 これに対し、手順系は若干、わかり辛いかと思います。解答を得るのに、暗記事項だけではなく、解答手順に沿っていなければ、上手に対応できない問題を指します。例えば、数学の問題が、これにあたります。前提として、公式を知っている必要がありますが、公式を覚えただけでは、問題がとけませんよね。というのも、『球の表面積の公式を書け』といった、公式を覚えていれば、正解できる出題は、ほとんどなされないからです。球の直径などの情報が問題文の中で与えられた上で、『この球の表面積を求めよ』と、出題されるわけです。つまり、公式を知っているだけでなく、与えられた直径を、半径に変換して、用いる必要があるわけです。こうした、暗記だけでは解けない問題を手順系と呼んでいます。
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暗記系のコツ

暗記系は、復習が大事になります。覚えたことを復習せずにいると、どんどん忘れてしまいますが、復習を入れることで忘れにくくなるわけです。これは、忘却曲線として有名ですね。また、覚え方は、なんでもいいんです。語呂合わせでも構いません。実際、『白紙に戻す 遣唐使』など、語呂合わせの効果は絶大です。とにかく、暗記系は覚えたもの勝ちなのです。また、必死に覚えようとする必要もありません。毎日、顔を見る、コンビニの店員さんなど、覚えようと思わなくても、記憶にのこっていませんか?毎日、目にしていれば、自然と覚えられるものなんです。
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手順系のコツ

 手順系も、復習が大事なのですが、その内容が、暗記系とは少し違うんです。とにかく、手順系は、熟達できるかどうか、言い換えれば、自分の手を動かすことが、ポイントなんです。料理なども手順系だといえます。最近は動画なのでも、レシピが公開されていますが、自分で作らないと、絶対に上達はしないです。英会話も手順系と言えますね。自分でしゃべらないと、上達はしません。手順系は、自分で手を動かして、熟達することで伸びていきます。
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手順系の罠 

手順系には、落とし穴が存在します。例えば、英文法の問題も手順系なのですが、暗記系だと捉えている人が多いのです。確かに、暗記すべき文法知識が多数あることは事実です。ですが、英文法の問題を解く際には、その解き方、解法手順が重要なんです。
問題1:次の文の空欄に入れるのに最も適切な語句を選びなさい。
She ( ) to the library yesterday.
a) goes
b) went
c) has gone
d) is going

この様な典型的な英文法問題を皆さんは、どのような手順で解いていますか?まずは、選択肢をチェックするのが、正しい解き方です。この問題では、『go』が、様々な形に変形されていますね。このことから、『時制の一致』がポイントと類推します。そこで、英文の中の、時制を示す単語をチェックします。ありました。『 yesterday』、つまり、過去ですね。ということで、答えは、『b) went』となるわけです。

 この手順を知らないと、何が問われているのかを確認しないまま、無駄に問題文の和訳をしてしまうかもしれません。こうした、無駄も、『勉強のコツ』をしらないことから生まれるのです。暗記量が多いということに目を奪われて、英文法の手順系の部分に、目をつむっているわけです。

 この手順系の罠を回避する方法があります。世間一般に、『理解が大事』といわれる分野が、実は手順系なんです。数学も英文法も、理解が大事といわれますよね。そうなんです。理解とは、手順の理解なんです。

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手順系攻略のカギ

 通常の試験で出題される問題は、暗記系か手順系が中心となります。そして、覚えれば、得点につながる暗記系と異なり、手順系はなかなか、手強く、試験のメインイベンターとなっています。従って、手順系をいかに攻略するかが、試験で高得点をとるために超えるべき壁なのです。手順系攻略のためには、料理と同じくレシピがカギとなります。つまり、解答手順を入手するわけです。そして、数学などの理数系は、その手順が、しっかり、参考書に記載されています。ですが、現国などは、どうでしょうか。参考書を読んでも、数学のような明快な解答手順は、わからないですよね。解説も、参考書ごとに、かなり違っています。数学のように、どの参考書をみても、同じレシピが載っている状態とは、ずいぶん、違うんです。英語長文も同じです。明確な回答手順が、示されていないのです。ササエル式では、こうした現国や英文法のような隠された解答手順を『試験の秘密』と呼んでいます。『試験の秘密』を知りたい方は、是非、『現国読解の攻略』サポートを受けてみてください。『試験の秘密』を解き明かす方法をお伝えします。現国の読解問題が、おもしろいように解けますよ。また、暗記事項が多い英文法も、もっと、わかりやすくなるコツが存在します。こちらも、しっかりお伝えする『入門英文法』として、サポートメニューを作りました。是非、腹落ちする英文法をご体験ください。



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