カッティングシートは、写真のように単色をカットしデザインを表現するのに向いています。「カッティングシート」と一般的に言われていますが、この名前は中川ケミカルという会社の商品名で、他社も色々な商品を出しています。業者の間では俗に「粘着シート」などと呼び、カットしたものを「切り文字」などと呼んでいます。お客様とお話する時はわかりやすいように「カッティングシート」と言うことが多いです。
貼る状態に作られたもの。下から「裏紙」→「切り文字」→「リタックシート」の順に重ねてあります。(リタックシートという名も中川ケミカルの商品名で俗にはアプリケーションなどと呼びます)
写真が同じデザインのものを用意できなかったのはご勘弁下さい。
わかりやすい文字で貼っていきます。スタート!
表面のリタックシートに切り文字が着くように、スキージーで密着させます。貼る面はアルコールで油分・汚れをふき取ります。
貼る位置を決め、マスキングテープで合わせる印を付ける(今回は上部の横長)。印のマスキングテープが剥がれてしまわないように、両端を補強。
印に合わせて配置し、動かないように固定します。(今回は縦のテープ2ヶ所)
文字が裏紙に残らないようにめくり、裏紙をカット。
文字を戻すように板面に貼ります。これで板面に固定されます。
固定のためのマスキングテープ(今回は縦)を剥がします。
裏紙の付いている部分をひっくり返します。
裏紙を剥がして折ります。剥がす時、裏紙に文字が残る場合は元に戻しリタック側に着くようにします。
ピン!と張ってマスキングで付けた印に合わせるように元に戻します。
裏紙を剥がした部分を貼ります。ピ~ンと張っていないとスキージーで押す前に文字が着いてしまうので注意注意!別の場所に着いてしまうと剥がして貼りなおすことができないので要注意!
<A> 裏紙を剥がしていない方を(今回左側)少し浮かせながらピ~ンと張りつつ下の裏紙を引っ張りながら剥がします(今回右手部分)。裏紙に文字が残ってしまう時は元に戻してリタックシートに着けて作業します。
<B> 裏紙を剥がした部分を貼ります。ピ~ンと張っていないとスキージーで押す前に文字が着いてしまうので注意注意!別の場所に着いてしまうと剥がして貼りなおすことができないので要注意!
A→B この作業を繰り返します。
最後に来たら、ひっくり返して裏紙を全部剥がします。
ピ~ンと引っ張りながら貼ります。
全体をスキージーでよく押し付けて、リタックシート(アプリケーション)を剥がします。この時、横に引くように剥がします。手前に引っ張るように剥がすとせっかく着いた文字が剥がれやすくなるので注意注意!
マスキングテープも剥がして・・・完成です!(^^)!
職人さんによって貼り方はそれぞれです。大きさや張る場所などによってもその時の最適な方法を考えます。これはうちの職人の比較的小さいものの貼り方です。ご参考になさってください。