DD方式とNDD方式

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マネー・副業
DD(ディーリングデスク)方式とNDD(ノーディーリングデスク)方式

これは注文処理の方法です。

大切なお金がどういった流れになっているかを知っておきましょう。

FX会社を選択する時の目安にもなります。

大きく分けて、DD方式とNDD方式があります。

さらにNDD方式の中にはECN方式とSTP方式があります。DD方式、NDD方式(ECN方式とSTP方式)

【DD方式】
DD方式は、国内FX会社のほとんどが採用しています。
これは顧客とFX業者との相対取引です。
顧客対ディーラーの取引、ディーラー対カバー先金融機関の取引の2段階に取引が行われます。
つまり、注文がそのままインターバンクに流れているわけではありません。
この方式は、顧客の注文を呑む(決済)ことができるので、顧客同士の注文を相殺したり、小口注文なら一定の量が貯まるまでカバーしないという事ができます。
呑む事で顧客の損失はFX会社の利益となり、顧客の利益はFX会社の損失となります。
FXの世界では95%が負けていく世界なので、この呑む事で利益をあげようとするのがDD方式を採用しているFX会社です。
顧客のメリットは狭いスプレッドです、このDD方式によりFX会社はスプレッドを極限まで狭く設定して顧客に提供できます。
国内FX会社では原則固定の極小スプレッドが多いですが、急な変動時は原則以外という事になり、約定拒否、極大スプレッド、約定レートの滑りが発生する事があります。
そして、スキャルピングや自動売買を禁止しているところが多いです。

【NDD方式】
NDD方式とは、顧客の注文をカバー先となる銀行やLP(リクイディティ・プロバイダー)に直接流します。
システムで顧客の注文を最適なレートを提示しているカバー先とつなげます。
この方式では、スプレッドや取引手数料がFX会社の利益になります。
顧客のメリットはレートの透明性です。
さらに、NDD方式の中には「ECN方式」と「STP方式」という2つの発注方式が存在します。
会社では、STP方式の口座とECN方式の口座を両方提供しているところがあります。
一般的に透明性はECN方式のほうがよく、手数料とスプレッドはSTP方式のほうがよいといえます。

「ECN方式」
ECN方式は、ECNという私設取引所に直結して為替を取引する発注方法のことです。
個人トレーダーだけでなく、ファンドやFXブローカー、証券会社、銀行、その他のLPなどの売買注文が絶えずマッチングされ、売買が成立していきます。
大口のカバー取引先が参加しているために膨大となる売買注文の中からカバー先を自動でみつけていて、約定力は非常に高いですがスリッページが発生する場合もあります。
しかし約定を拒否し、レートを再提示してくることはありません。 
顧客のメリットは、安定して取引することができる事です。

「STP方式」
STP方式とは、注文を直接市場に流して為替を取引する発注方法のことです。
カバー先の金融機関のレートを参照して、レートにスプレッドを上乗せしてトレーダーへ提示します。
この方式では、カバー先からの提示レートと、トレーダーへの提示レートの差がFX会社の利益となります。
FX会社は顧客から注文をもらうと、それを一旦、呑み(決済)ます。
その後、FX会社は瞬時にカバー先に注文を出しますが、レート次第ではその瞬間でFX会社に損が発生する可能性もあります。
しかし、FX会社側は損をしたくないので、約定を拒否し、レートを再提示してくる場合もあります。
呑む(決済)については、ここでは割愛させていただきますが、もし呑む(決済)についてイメージできない場合は、ググってみて下さい。

最初は難しいですが、とても重要な事なので把握できるようにしましょう。

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