「8月下旬~10月上旬にかけての暦についての小話」

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「処暑」(イラスト素材).jpg
「処暑」(しょしょ) 

 「処暑」は、二十四節気の一つで、第14番目の節気を指します(「立秋」と「白露」の間)。

 「処暑」は、「立秋」(暦の上で「秋」の始まり)と「白露」の中間にあたります。「処」という漢字には「とめる」「とまる」などといった意味があり、この時期から次第に暑さが収まってくるとされています。

 「処暑」の日付は毎年変わりますが、2022年は8月23日が「処暑」になりました。


「防災の日」(イラスト素材).png
「防災の日」(ぼうさいのひ)

 9月1日は、日本では防災の日です。 防災の日は、1923年9月1日に発生した関東大震災を忘れず、災害についての認識を深め、災害に備える日として制定されました。

 この時期は台風の発生や襲来が多く、災害が発生しやすい時期でもあるため、避難場所や経路、家族との連絡手段などを確認し、また、備蓄品の見直しも行いましょう!


「長月」(イラスト素材).jpg
「長月」(ながつき)

 9月に入ると気温も少しずつ下がり始め、ようやく秋らしくなってくる時期だと言うこともできるでしょう。

 そのような9月の代表的な和風月名は、「長月」です。「長月」は、古くから“夜長月(よながづき)”が略されたものだといわれてきました。

 旧暦9月ともなれば、ずいぶん日の入りが早くなり、夜が長いと感じるようになります。そこから「夜長月」と呼ぶようになり、縮まって「長月」になったということです。


「台風一過」(素材写真).jpg
「台風一過」(たいふういっか)

 「台風一過」は、台風が過ぎ去ることを表します。台風が過ぎ去った後は非常によい天気になることが多いことから、台風後の天気を指して「台風一過の青空が広がる」というような形で使われています。

 なお、「台風一過」の「一過」は、「一度に通過する」、「さっと通り過ぎる」という意味で、一時的な現象や症状を表します。


「白露」(イラスト素材).jpeg
「白露」(はくろ)

白露(はくろ)は二十四節季の第15番目(「処暑」と「秋分」の間)にあたり、2022年は9月8日が「白露」でした。

 白露とは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃にあたります。降りた露は光り、白い粒のように見えます。日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が深まってくる時期です。
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