楽天開店審査(オープン審査)のチェック項目

楽天の出店審査に合格すると、次はRMSにログインしてショップオープンに向けた準備をします。必要最低限の準備が整ったら「開店審査」を申込み、この審査に合格すれば晴れて楽天にショップが公開されます。

「①出店審査」⇒RMSで開店準備⇒「②開店審査」⇒ショップオープン！

本記事では「①開店審査」の申請に向けて対応すべき箇所を紹介しています。

2023年6月時点の審査通過に必要な設定項目です。楽天の公式マニュアル（楽天市場 店舗運営Navi）を参考に、自身の経験を踏まえてリスト化しています。

下記設定を網羅していても必ずしも一発で審査通過できるわけではありません。あくまでも参考までに。

［1］事前準備

□ 「楽天から店舗様へ入金する際の振込口座」は設定されているか

□ BillPayにログインしているか

□ 初回出店料の支払いは完了しているか

□ 「店舗運営ルール検定試験（全49問、80点以上で合格）」を受講し、合格しているか

□ 店舗ロゴ（正方形ロゴ縦960px × 横960px）登録は完了しているか

□ 店舗ロゴ（長方形ロゴ縦160px × 横960px）登録は完了しているか

□ ウイルスソフトは導入しているか

［2］会社概要ページ

□ セキュリティ責任者がフルネームで入力されているか

□ 緊急連絡先が入力されているか

□ 店舗セキュリティ責任者メールアドレスが入力されているか

□ 全ての決済方法に対する配送タイミングの記載があるか（各配送キャリアの備考欄、及び各送料設定の備考欄に全く同じ内容を記載）

□ メール便などの日時指定ができない配送キャリアについては「日時指定ができません」の表記を記載

□ 配送料金表の作成がされているか（※送料無料でも設定が必要です）

□ 配送日時指定を設定したか（審査時には設定必須 ※買い物ステップでの表示⇒「表示する」、配送日指定⇒入力必須、配送可能期間⇒入力必須、配送時間 選択肢⇒表示する、納期情報についての説明文⇒「配送業者の運行状況により、納期が前後する場合がございます。」入力必須）

□ 消費税の計算方法が登録されているか

□ 返品に関する改正特定商取引法に基づいた明記があるか（※返品の可否、条件、送料、連絡先など）

□ 楽天テンプレートの「不要な場合は削除」等の文言が入っていないか

［3］商品ページ

□商品名に10個以上のキーワードが半角スペース区切りで入っているか

□ 商品に複数の選択肢があるとき（サイズや色など）選べるようになっているか

□ 在庫数が登録されているか

□ 在庫あり時と在庫なし時の出荷リードタイムと納期が両方登録されているか

□ 1カテゴリにつき最低1商品以上の商品登録があるか

□ PC用商品説明文/スマートフォン用商品説明文にジャンル別の必須記載事項の記載があるか

（例：サイズ、素材、カラーなど ※ジャンルごとに異なるので店舗運営Naviを参照）

□ PC用商品説明文/スマートフォン用商品説明文に商品別の必須記載があるか

（例：モニターの発色により実際と異なる場合があります、等の注意書き）

□ PC用販売説明文に画像が3枚以上あるか

□ 1商品につき5枚以上の商品画像（サムネイルを含む）があるか

□ マルチSKUの場合はSKU毎の商品画像も登録しているか

［4］トップページ

□ 看板に「正式な店舗名」が一番大きく書かれているか

□ 看板のリンク先は店舗トップページになっているか

□ 看板下に【店舗トップ】【会社概要】【決済・配送・返品について】【買い物かご】【楽天市場】のボタンがあるか（リンク設定も必須）

□ レフトナビに【検索窓】【カテゴリ】【カレンダー】がこの順番で設置されているか（【カテゴリ】はリンク設定も必須）

□ フッターに【営業時間】【店舗連絡先（住所/電話番号）】【決済方法】【配送方法】が記載されているか

5 フッターに記載の内容は会社概要ページの内容と一致しているか

7 PC用の【目玉商品】が1つ以上登録されているか（商品名と価格の表示は必須）

［5］スマートフォンページ

□ スマートフォン用目玉商品が1つ以上登録されているか

□ スマートフォン用トップページに【大画像 ※リンク付き・文字入り画像1枚以上】【大バナー（共通テンプレート）】【小バナー（共通テンプレート）】【目玉商品（共通テンプレート）】【営業日カレンダー】が設定されているか

□ スマートフォン用看板は設定しているか

□ スマートフォン用看板に店舗名が一番大きく書かれているか

□ スマートフォン用の【大バナー】【小バナー】が1枚以上登録されているか（リンク設定も必須）

□ スマートフォン各商品ページの【商品説明文】に必須記載事項の記載があるか

［6］店舗運営準備

□ 受注処理の流れを確認した ※審査依頼後に別途メールで確認あり

□ R-Messeの概要を理解し、自動応答機能設定をおこなったか（最低1設定は必須）

［7］オープン審査

オープン審査のページへ進むと以下の情報の入力が必須で求められます。

□ オープン希望日を記入したか

□ 緊急時の連絡先を入力したか（主に審査に関わる連絡用）

□ 店舗の所属ジャンルを選択したか

□ 店舗紹介文を入力したか（半角70文字以内 ※後から変更可）

まだ終わりではありません。

すべての入力が終わり「送信」ボタンを押すと、楽天から何通かの【要返信】メールが届きます。これらを確認、返信してオープン審査の申し込みが完了となります。2-3営業日後に、修正の依頼や審査通過の案内が届きます。

ここまでで慣れていれば1週間以内、初めての方では2-3週間くらいが目安となります。

開店審査は一発で合格できなくても、修正箇所をすべて教えてくれます。

あまり気を張らずに修正が入る前提で、まずは自力でできる限り設定を行って申請を出してみて、わからないことは操作方法を教えてもらいながらひとつずつ修正していく流れで良いと思います。

ショップの作り込みや細かい設定は運用しながら変更していけばいいので、RMSの操作に慣れることが大事です。

とはいえあれこれ触りすぎて楽しくなってしまい、設定や作り込みを凝りすぎて出店が遅れてしまってはもったいありません。通販ではスピード感が何よりも大切です。しかも楽天は月額の固定費が発生するので、1秒でも早くお客様がショップへ入れる状態を作りたいですね。