赤くない車で郵便局の制服着て配達に来る人達って何者?

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郵便局の制服着てるのに、「クロネコさん?」って言われたことあったな…。どういうこと…(汗)

あー失礼しました!しっしーと申します!よろしくお願い致します!
「ところでオマエはまず何者だ?」
という件についてですが、私は以前、日本郵便さんのゆうパックの配達を6年間業務委託として従事しておりまして、その時の経験を活かし、荷物を受け取る側にもなにか手助けになればと思い、こうして記事を作成している、というわけです。

ということで、今回のテーマですが、みなさんは、日々ゆうパックを受け取る中で、こんな疑問をお持ちになったことはないでしょうか?

「赤くない車に乗ってる人が配達に来たけど、あれってなんなの?郵便局の制服は着てたけど」

これです。

私も、実際にこの仕事をする前までは、こういう人達の存在を全く知りませんでした。

そこで今回は、赤くない車に乗って配達している人達は一体何者なのかを、解説していきたいと思います!

それでは参りましょう!

赤くない車は、ほぼ、委託ドライバーさん


さっそくですが結論です!赤くない車で配達に来る人は、ほぼ、委託ドライバーさんです。

(その、委託っていう人達は何者なのかしら。怖いわ)

そうですよね。この委託ドライバーさんというのは、郵便局の制服を着ておりますが、厳密には郵便局員さんではなく、「日本郵便さんと業務委託契約を結んでいる運送業者の方々」です。そして、この運送業者の方々は、個人事業主として働いております。

(その個人事業主というのはなんなんだ。不安だ)

はい、この個人事業主というのは、社員やアルバイトといった、「雇用形態」ではなく、字のごとく、「個人で事業を営んでいる人」です。宅配業で言い換えると、「荷物という商品を単価○○円で売りに出かける商売を営んでいる」という感覚です。まるっきり、局員さんとはそもそもの働き方が違うわけです。

(なんでみんな局員さんじゃダメなんですか?)

とても良い質問ですね(笑)

なぜ現在のようなスタイルになったのか?

それは、やはり郵政民営化の影響のようです。この辺の事情は詳しくわからないのですが、当時のペリカン便との統合などでいろいろあったようですね。ここでの肝は、「日本郵便さんとしては、人件費を削減する必要があった」ということでしょう。社員一人を雇うのと、個人事業主に委託するのとでは、人件費がかなり違います。なぜかというと、我々個人事業主は、雇われではないため、雇用保険はもちろんのこと、労災も、有給もありません。さらに、車両費(ガソリン代、オイル、タイヤ、修理費等)は、すべて自己負担です。日本郵便さんとしては、社員を雇わない分、人件費が浮くわけですね。

以上の経緯があった結果、赤い郵便車以外でも、郵便局の制服を着て配達に来る人がいるわけです。

小さいお子さんをお持ちのご家庭によく言われました。

「あれ~?赤くないの~?」

ごめんね~(汗)

繁忙期の場合


基本的には局員さんは赤い郵便車に乗りますが、お中元や、お歳暮の時期などの、いわゆる繫忙期の時には、物量が増加する為、場合によっては白い車両を増台して、局員さんが乗る場合が考えられます。少なくとも私が通っていた本局では、そういう対応をしておりました。

なお、赤以外の車両を使用する際には、必ず郵便マークを掲示して走るように義務づけられております。そうなると、もはや局員さんと委託さんの見分けがつかなくなりますが、基本的には、「ゆうパックの配達に来る郵便車以外の車はほぼ委託ドライバーさん」との認識でいいと思います。

まとめ


ということで、今回のテーマのまとめですが、繰り返しになりますが、赤くない車両で配達に来る郵便局の制服を着ている人達は、

「ほぼ、委託ドライバーさん」です。

そして、委託ドライバーさんは、

「ゆうパックの配達」のみ請け負っております。場所によっては集荷も請け負ったりしている所もあるようですが。

とまぁ、こんなところですかねぇ…。

赤くない為、配達の際に車をジロジロ見られて警戒されたりもしましたが、制服を着ているのであれば、過度に警戒する必要はないのかなと思います。こういう人達の存在に、自分がやるようになって初めて気付くのよねー。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!

また別の記事でお会いしましょう!
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