便利なのでしょうか

私は、父母と同居していましたが、今春、父母ともに別々の施設などへ入所となりました。このため、家屋を手放すこととし、退職前から諸々の手続きを進めてきました。例えば、父が契約している電気の解約。母の暮らす施設の電話の設置。私自身も引越することとなり、諸々の契約等が発生しています。

最近、「０１２０」で始まる案内が増え、電話の冒頭でインターネットにより手続きが可能であると説明を受けることがあります。ホームページから手続きできるような客は、電話をかけることは極めて少ないと感じます。次に、音声ガイドに従って番号を入力することになりますよね。すると「ただいま電話が込み合っているので、しばらくお待ちください」と案内されることが多いです。仕方がないので数分待つと、ようやく担当者と電話で話すことができます。電話をかけてからここまでに５分程が経過しています。

私が父母に代わって手続きを行う場合、本人ではないので、更に時間を要し、中には電話での手続きができない場合もあります。私は、それを承知しており、最初から手続きの書類を送付いただきたいとお願いしたいのですが、この要件を伝えるまでに１０分程を要します。

私は、携帯電話を月額定額の契約としていますが、「０１２０」で始まる電話については別料金になります。

若い方や、会社側にとって、インターネットでの手続きは便利かもしれませんが、客としては、間違いのないよう細かな点を確認したい場合もあり、電話や対面での手続きは安心できます。

昨今、若者のコミュニケーション不足が取りざたされています。会話や面談は「不便なこと」として扱われている今日ですから、コミュニケーション不足が発生するのは当然なことと思います。大企業ほど、コミュニケーションが苦手な人材を社員として採用されていたりしませんかねぇ。