金額差でみる3Dモデルの違いと想い

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デザイン・イラスト
ココナラで販売されている3Dキャラクター(アバター)は大きく2種類に分かれています。
※価格はココナラ平均(著作権譲渡抜き)です。別では別な価格帯があるようです。

・フルスクラッチタイプ3Dモデル
これは昔からある「0」から制作するタイプです。
面を立体的に張っていくことで3Dを制作します。
回転させながら、立体化させて丸っこくして人体らしく調整していきます。
完成までの工程が多く、非常に時間や技術力が必要となりますが、より立体的な3Dモデルが出来上がります。
図面を読み込ませることができ、イラストに似せる場合でもこの制作手法はとても有効です。
ココナラだと、平均売価は、120,000~300,000程度に思えます。
初回1体限定などで、100,000以下の売価も見かけます。

・vroid3Dモデル
こちらはpixiv様が提供されておられる、vroidstudioというソフトウェアを使用して制作するモデルです。
素体が決まっているため、価格を抑えることができる点が特徴です。
モデルの中身は、フルスクラッチと同じものですので安価に購入できます。
更にメリットは、vroidお着替えという、色々な衣装にお着替えができる点です。
デメリットは素体が決まっておりできることが限られている点です。
立体感があまりない、似たようなお顔になってしまう、持込みイラストに似せきれない、などです。
平均売価は、20,000~50,000程度に思えます。

※亜種(vroid改造)
亜種として、このvroidを別ソフトで改変したモデルがあります。
大きな変更としてはデメリットの一つの立体感を出すことができない部分を修正します。又、持込みイラストにより似せる事ができるようになります。
平均売価は50,000~90,000程度に思えます。
私が販売しているタイプはこの亜種になります。
イラスト持込みの方は多くイラストのお顔はお目が大きいのです。
Vroidstudioのみで調整だと素体に亀裂が入り、目の下にクマができます。
似せきれないため、blenderやunityを使用して調整します。
より立体的に見せるためアクセサリーを付けたりもします。

【想うところ】
フルスクラッチだと何でもできてその分高級、vroidだと安価だけど少しチープ、というイメージがあります。
では、亜種は良いとこどりなのか?というとそうでもないです。
亜種はvroidお着替えができなくなります。
分解していくとフルスクラッチに負けないレベルに改造できますが、そこまでするならフルスクラッチで良いじゃんって事に(価格に)なります。
この3種類、どれも一長一短があります。

vroidのみだと、テクスチャペイント技術力をかなり必要とします。
又、持込みイラストに似せきれない可能性が高く、自らイラスト(キャラクター)を描き売る方も多いです。イラストの得意な方はこの傾向にあります。
私は技術系になるため、vroid改変orフルスクラッチ系のモデラーに入ります。

Vroidを売っていながら、vroidモデルの推しになっていないので1つほど。
vroidは一定の品質が保証されている点です。
フルスクラッチはモデラーの技術力によりますので、高い値段をだしても揺れ物があまり揺れなかったり、瞳の描き込みがあまく深みが無かったり。
そんな当たり外れがあります。

時々、3Dモデルの値段の違いは何?、との話がよくありますので、まとめてみました。

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