まっさん流「南米の歩き方」 ①「初の海外旅行」の巻

記事
コラム
子どものころ心惹かれたアニメの一つに
「母を訪ねて三千里」というのがありました

主人公の少年マルコが南米に出稼ぎに出た母を探して
旅を続けるストーリー。
その世界観に引き込まれたと同時に
アルゼンチンの草原と、はるかかなたのアンデス山脈の描写。
いつか自分も行ってみたいと夢見たのを覚えています。

そして時は流れ…

30歳を前にして、
当時所属していた山岳会の全国組織が
南米最高峰アコンカグアの登山隊を募集していたんです。
費用は片手では足りないウン十万円、期間は2週間以上・・・・

「即決」で応募しましたね (笑)
仕事やお金のことは後から考えりゃいいわ・・・って

さらには同じ山岳会からもう一人応募していて、
その人と一緒に
アコンカグアから降りてきたら
更に2週間ほど帰国を延ばして
南米をのんびり旅行しよう!
ということになりました。

その頃の僕は、海外旅行に行ったことはなく、
飛行機すら乗ったことがなかったんです。
しかも後半は随行員なしの個人旅行。
ハードルの高さに不安がなかったわけじゃないけど、
それ以上に嬉しくてイケイケ気分でしたね。

それで、行ってきたわけです…  ハイ

そして・・・・
期待通り、いや、それ以上に
これまでの人生の中でも忘れられない経験となりました。

まずは
子どものころ夢見た
少年マルコが旅したアルゼンチンの大地に
自分が立っていることに胸が高鳴りました。
バイアブランカ、ブエノスアイレス、コルドバ・・・
アニメで聞いた地名がすぐ近くにある!
   (といっても日本の感覚でいったらめちゃ遠いのだけれど)
そして、アンデスの山に自分が足を踏み入れる!

かなり大雑把だけれど
今で言ったら「聖地巡礼」みたいなものですね。

もちろんアコンカグアも無事登頂(#^.^#)
その辺の話はいずれの機会に…

そして何よりも
旅の途中で出会った様々な人々
宿のおかみさん、バスの運転手、レストランの店員さん
公園でおしゃべりした子ども達、バスに乗り合わせた人たち、
JICAで派遣された方…
様々な人との他愛もない関りの一つ一つが
旅を豊かにしてくれました。

旅のスペイン語帳を片手にめちゃくちゃな英語をチャンポンにして
あとは笑顔と度胸で何とかなるもんですね。(出川さんスゴイと思います)
そして、とにかくその土地の生活・文化の一部ではあるけれど、
そこに身を置くこと、緊張感も含めて風を感じること。

世界中を旅して歩くガチの「旅人」「バックパッカー」には
遠く及ばないけれど
見知らぬ土地、違う言葉や文化を楽しみながら
自分で選んだ好きなところを歩くのはこんなにも楽しいと
人生観を変えさせてくれた40日間の登山・旅でした。



さて、年月は更に流れ・・・
「イケおじ未満」になった僕

自分のこれまで経験してきた様々なことが
長くなるであろうこれからの「人生の歩き方」に
活かせるのか活かせないのか・・・・(笑)

とりあえず「まっさん流 ○○の歩き方」シリーズで
いろいろと書いてみようと思います。

次回予定は(変わるかもしれませんが)
まっさん流「南米の歩き方」 ②「マゼラン海峡」の巻 です。
よろしかったらご覧あれ。

(冒頭の画像は、アコンカグア南壁)
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