パンくずリストとSEOの効果

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「パンくずリスト」はSEOの観点で好影響がありWebサイトに不可欠なナビゲーションとなっています。今回は「パンくずリスト」の意味やSEOの効果についてご紹介します。

「パンくずリスト」とは

Webサイトのナビゲーションの一種でWebサイトの階層や現在の閲覧ページを把握するためのものです。「パンくずリスト」があることで上層のページはどんな内容なのか確認できたり、トップページに戻ろうと判断して移動できる為、ユーザーがサイト内で迷いづらくなります。
パンくずリスト.jpg

「パンくずリスト」の由来とは

「パンくずリスト」の語源とは、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」から来ているという説が一般的です。森の中に連れ去られるシーンでヘンゼルが機転を利かせて、道しるべとしてパンくずをまいたエピソードがあり、それに由来しています。英語では「Breadcrumb List(ブレッドクラムリスト)」と呼び、ユーザーが迷子にならないように設置するリストの事を意味しています。それが日本語訳の用語として「パンくずリスト」になりました。
ヘンゼル.jpg

「パンくずリスト」設置のメリット

ユーザビリティの向上に繋がる。Webサイト内に現在位置をすぐに認識できる為、ユーザーにとって必要な情報を見つけやすくなる。
クローラビリティの向上に効果的。パンくずリストがあることによってサイトの構造が明確化され、クローラーが回遊しやすくなるためです。
クローラーとはインターネット上に存在するWebサイトを巡回し、情報をデータベースに登録する為のロボットのようなもの。
「内部リンク」としても効果的
内部リンクとは同一サイト内のページ同士を繋ぐリンクの事で、「パンくずリスト」は「内部リンク」とみなされSEOに有効とされています。

「パンくずリスト」設置の注意点

誰からでも分かりやすい階層構造やカテゴリー分類にすることが大切です。現在位置がわかりやすく、たどった経路を戻りやすいように、リンク構造を意識したつくりにすることです。そうすることでユーザーの利便性の向上に繋がります。又、SEO対策用キーワードをパンくずリストに含めると検索順位が上がりやすい傾向にあります。但し、過剰にキーワードを詰め込むのは不自然になり、ユーザーを混乱させる基になるため注意が必要です。
パンくずリストは基本的にページの上部に設置します。
WordPressのテーマやプラグインによってはページの上部と下部の2か所に表示することもできます。縦長のサイトには有効な場合があります。

【WordPressのおすすめプラグイン】
「Breadcrumb NavXT」プラグインをインストールするだけで特に設定の必要もなく簡単に「パンくずリスト」が設置されます。
パンくずリストプラグイン.jpg

【内部リンクについてはこちら】


最後までご覧いただきありがとうございます。
ユーザーにとって使いやすくサイト内の回遊性を高めるためにも、「パンくずリスト」は設置したい要素になります。Webサイト制作におけるSEO対策としても非常に効果的です。サイトの改善策としても取り入れてみてはいかがでしょうか。
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