「トップレベルドメイン」とは
ホームページを作成するのあたって「独自ドメイン」を取得する際は、「トップレベルドメイン(TLD)」を決める必要があります。「トップレベルドメイン」とはドメインを構成する要素の1つです。あまり意識する機会は少ないのですが、「独自ドメイン」を取得する際に「トップレベルドメイン」の事を知っておくと選びやすいと思います。今回はWeb初級の方でもわかるように解説したいと思います。
ドメインの3つの要素
下の図(❶)のようにドメインには「トップレベルドメイン」「セカンドレベルドメイン」「サードレベルドメイン」の3つの要素があります。
「トップレベルドメイン」とは下の図でいうと「.jp」の部分になります。「トップレベルドメイン」にはさらに分類がありますが、わかりにくくなりますのでここでは割愛します。
「セカンドレベルドメイン」とは、下の図で「.co」の部分で組織の種類を表しています。「.co」や「.ne」などがあります。
「サードレベルドメイン」とは「☆☆☆☆」の部分で「独自ドメイン」を登録する時に利用者が決めることが出来る部分です。但し、同じドメインは作れないので早く決めたもの勝ちになります。
又、下の図(❷)のように「.com」や「.net」などの「トップレベルドメイン」の種類によっては「☆☆☆☆」=「セカンドレベル」の部分になり「サードレベルドメイン」がない「URL」もあります。
主な「トップレベルドメイン」の種類
企業や商業利用に使われる「.com」、ネットワーク事業などの「.jp」、情報提供者の「.info」などがあります。これらは「分野別トップレベルドメイン(gTLD)」と呼ばれています。
また、従来の「分野別トップレベルドメイン」に加えて、2012年以降、新たに募集、審査されて承認された「新gTLD」が新しい文字列として使用できるようになりました。Googleの【Google Domains】をご参照ください。
「トップレベルドメイン」とSEOは直接的に関係しないことを「Google」も発表しています。
「gTLD」「新gTLD」いずれを選んだとしてもSEOにおいて有利、不利の差は生まれない可能性が高いと思われます。
「独自ドメイン」を決める3つのポイント
1.ドメインは短く覚えやすいもの。
⇒ドメインが長すぎるものは覚えにくく、打ち間違いのもとになりやすく、アクセスをやめてしまうことになりかねません。
特に「.com」「.jp」「.net」などはなじみ深く、これらを利用しているサイトも多く、覚えてもらえる可能性が高いです。その為、短く覚えやすくするために「トップレベルドメイン」はまず上記の「gTLD」から探すのをお勧めします。
2.イメージがしやすいもの。
⇒サイトのテーマと関連のある言葉を含めたりすることでユーザーがサイトのイメージをしやすくなります。上記の「gTLD」が希望のものが取得できない場合があります。その場合に「新gTLD」で取得できないか検索してみてください。「gTLD」にこだわらなければ、「新gTLD」を使うことでサイトの内容がイメージしやすい希望のドメイン名が取得できる可能性が高いです。
3.入力しやすいもの。
⇒ドメインを入力して検索することもあります。その為、入力しにくいとユーザーのストレスになり、アクセスしにくくなることも考えられます。
【サブドメインについてはこちら】
最後までご覧いただきありがとうございます。サイトのテーマや運用目的によって適切な「独自ドメイン」名を取得することが非常に大切なことです。初めて「独自ドメイン」名を決められる方の参考になれば幸いです。