VBAでは参照先のセル内にある数値(Value)であったり、
数式(formula)を変数に入れて活用する方法や、値を利用する方法があります。
この参照先を指定する考え方は、Excel関数には必須の知識です。
Excel関数では、数式を利用して、求めたい値を関数にて瞬時に表示させることができます。
その数式に利用する値については、直接数値を打ち込むことはなく、
セルを指定していくことが多いと思います。
そこで大切なことは、絶対参照と相対参照です。
例えば、A1を指定する場合は、
$A$1が行も列も絶対参照、$A1が列だけ絶対参照、
A$1が行だけ絶対参照、A1が列も行も相対参照になります。
Excelを学び始めた際は、絶対参照を多用していましたが、
色々なシステムを作成する上で汎用性が低いことにも気づきました。
特に、行や列を追加、削除すると、絶対参照が移動しない特性により、
指定のセルを修正する必要が多発しました。
また、数式をコピーやオートフィル機能を利用すると
目的としたセルからずれたり、ずれなかったりと問題もありました。
1つの数式であれば、まだ何とかなりますが、数十個しているとミスを誘発してしまいます。
そこで大切なのが、目的に合わせて組み合わせることです。
絶対参照と相対参照の変更は、セルを指定した時に$マークを入力するか、
F4キーを押して切り変えることができます。
目的によっては、相対参照ではなく絶対参照の方が便利なこともあるので、
次回から紹介していこうと思います。