子供が更に大好きになる強い子のお話

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こんにちは。yamaです。
最近読んだ本で、とても感銘を受けた一部を抜粋します。



難病の子供の写真を見る機会がありました。
その時の一人の女の子は、鉄パイプのような器具で頭部を矯正固定されており、ひと目見ただけでつらくなる姿でした。でも、その子は笑っていたんです。

そうなんです。この女の子は疼痛に耐えながら、笑っていたんです。

その子が笑顔でいられる理由を介護している人に尋ねずにはいられませんでした。

「お母さんのためなんです。お母さんが、この子がつらそうにしていると、苦しくなって泣き崩れてしまうんです。その子は、そんなお母さんの姿を見たくなかったんですね。お母さんが悲しんでいると、自分がもっと悲しくなるんだと思います。だからその子は、お母さんが来たときはいつも頑張って笑顔でいたんですよ。他の人が来た時も、自分の姿を見て悲しまないように笑顔で迎えているんです」

この女の子は、自分よりも人がつらそうにしているのを見る方がもっとつらい、人を気遣う強い子でした。


そんな女の子は、自分で絵本の物語を作るようになったんです。
その中に「強い子」という物語です。それは、彼女がこの世に生まれる前の話。


天国では、神様が赤ちゃんたちを集めてプレゼントを渡しています。そのプレゼントとは、生まれていく環境を定めたものです。赤ちゃんたちは、順番に、神様の前に進み出て、「この国に生まれたい」「お金持ちの家庭に生まれたい」などと、願い言います。神様は、その願いを叶え、その通りのプレゼントを渡していきます。赤ちゃんたちは、プレゼントを受け取ると、この世に生まれてきます。

彼女の番が来ました。しかし、彼女はどんなプレゼントにするのか決まっていませんでした。何を願おうかと迷っていた時、ふと、神様の後ろに「重い病気」というプレゼントがあることに気づきました。彼女は神様に尋ねました。

「それはどんなプレゼントなの?どうして後ろに隠しているの?誰がもらえるの?」
「これをもらった子はね、生まれてからずっと苦しまなきゃいけないんだよ。だから、これを受け取る子は、一番強い子じゃなきゃダメなんだ。その子が来るのを待っているんだよ」

彼女は神様の言葉の意味がわかりました。自分がそのプレゼントをもらわなかったら、誰かがそれをもらうことになるのです。彼女はそれが耐えられませんでした。「自分以外の誰かが、苦しむ姿なんて絶対に見たくない」と思いました。

そして、彼女は神様にこう言いました。

「私が、その一番強い子よ。だから、そのプレゼントは私にちょうだい。他の子が苦しむのはイヤだから、絶対に他の子にはあげないでね」
「そうか、君が一番強い子なんだね。君が来るのを待っていたよ。」


女の子は、この絵本の物語をお母さんに話、こう自慢しました。
「お母さん、見て。これが神様がくれたプレゼントなの。神様は私が一番強い子だと認めてくれたから、このプレゼントをくれたのよ。お母さん、私は一番強い子なのよ!」

これを読んで、あなたはどんなことを思いましたか?

もし、自分の身の回りで大変なことが起きても、それは神様がくれた「プレゼント」や「ギフト」と受け取ると、とっても素敵な贈り物だと私は感じることができます。

嬉しい時、喜びに溢れている時、愛を感じる時を「プレゼント」として受け取ったらどんな気分になりますか?

つらいとき、大変な時、苦しい時も「プレゼント」として受け取ったらどんな気分になりますか?

出来事に対して、人の捉え方や反応によって結果が変わってきます。
この女の子のように反応を変えるだけで、自分も周りも幸せが広がっていきます。

私たちが人として生まれてきたことは、周りの人々だけでなく、他の生物や地球にとって必要な存在だからなんですね。


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