はじめに
中国のSNSってどんなものがあるの?
大金持ちもたくさん生まれている中国SNS
中国で今一番人気があるSNSの1つであるRED(小红书)。地方出身の普通の女性がこのSNSで数十億円稼ぐようになったり、田舎のブランドからヒット商品を出し、一躍有名になったブランドなど夢が詰まっているSNSでもあります。
インバウンドでの集客目的の方や中国での情報発信力を持ちたい方、そして中国でインフルエンサーとして活動したい方などは知っておいて損はない情報ばかりを詰め込みました。
ユーザー数や規模感も日本とは桁違いのこのSNSの運用のポイントを、
今回は特別にお教えします。
実際に中国SNSを運用してきた経験をもとに、いかに効率よく運用していくかのポイントを絞ってまとめました。また日本とはちがう中国のSNS運用においてやってはいけないことや、気を付けるべきことも記載しました。
販売を突然終了することもありますので、ご希望の方は早めにご購入いただくことをおススメします。
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みなさんは中国のSNSってどんなものがあるかご存じですか?
LINEやTwitterが使えないことはご存知かもしれません。
それだけでなくYouTubeも見れませんし、Facebookもインスタグラムも使うことができません。
それでは、みんなどうやって連絡取り合ったりしてるんだよ?と思いますよね?
中国には中国独自のSNSが存在しています。
Twitter → Weibo (微博)
Instagram → RED (小红书)
LINE → Wechat(微信)
TikTok → Douyin(抖音)
上記のように、独自にさまざまなサービスが存在しており、現在私たちが利用しているSNSのようなものが多数存在しています。
ここでいくつかの代表的なものをご紹介します。
■Wechat(ウィーチャット・微信)
言わずと知れたLINEのようなメッセージアプリ。現在では決済システムとしても利用され単なるメッセージのやり取りだけではない総合アプリです。月間アクティブユーザー数が12億人(2022)を超える世界最大級のメッセージアプリと言ってもいいでしょう。
■Weibo(ウェイボー・微博)
Twitterの中国版とも言われているアプリ。ただ文字制限は140文字ではなく長文も可能。ユーザー数は5億8200万人(2022)に達し、中国国内だけでなく世界中の華僑・華人の間で利用されているアプリ。
■RED(シャオホンシュー・小红书)
Instagramとほぼ同じUIを持つRED。ただインスタよりも圧倒的にEC機能などが充実。若い女性に人気で商品購入の際には、まずREDで検索し商品レビューをチェックする人も増加。アプリDL数は3億を超えていると言われ、ユーザー数も2億人(2022)を突破。そのうち90年代生まれのユーザー数は72%というものです。
■Douyin(ドウイン・抖音)
TikTokの中国版。中国では若者だけでなく様々な年齢層で利用されているショート動画アプリ。ユーザー数は6億人(2022)。投稿開始から2か月弱で600万フォロワーを超えるアカウントがあったりと、フォロワーを一気に増やしやすいのも特徴。
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このように様々なSNSが存在している中国ですが、そこで活動するインフルエンサーも存在しています。中国ではそんなインフルエンサーをKOL(Key Opinion Leader)と呼んでいます。
トップクラスのKOLになるとなんと一回のライブ配信(たいていは数時間前後)で商品を紹介するだけで、およそ2000万円以上のギャラがもらえ、さらには売り上げの20%をもらえる契約などで、1回の配信で数億稼ぐ人もいます。
中国トップのKOLだった薇娅(ウェイヤ)は昨年、脱税容疑をかけられ13.41億元(日本円で約261億円)の延滞金を支払ったというニュースが流れ騒然としました。
これだけの大金が払える収入があったこと、またキャッシュで払う現金があったことなどが話題になりました。もちろんすべてが彼女自身のお金とは限りませんが、借りるにしてもそれだけの返済能力を認められてのことだと思います。
このように中国SNSで成功すること=大量フォロワー獲得し大金を稼ぐことができるということになります。
それでは日本人が中国のSNSのアカウントを作ることが出来るのでしょうか??
答えはイエスです。
実際に日本にいながら中国のSNSを更新することも可能です。
この記事では、日本からも気軽に登録できる人気SNSで、中国のインスタグラムとも言われているREDの登録方法と運用方法についてご紹介します。
・中国の生の情報を収集したい方
・インバウンドへ向けて情報発信をしたい方
・将来的に中国・中華圏でビジネスをしたい方
・中国での発信力を得て、インフルエンサーとして活躍したい人
このような方には非常に有益な内容になっていると思います。
この記事を購入していただければ、
大人気SNS『RED』でどのようなことを気をつけて発信すればいいのか
を理解することができます。
例えば、
・効果的なタグの付け方
・どのような判断基準で投稿がおすすめされるのか
・情報発信するにあたり、気をつけたいこと
・現状のREDのレコメンドの方法とプロセス
などなど。
中国で情報発信するには抑えておきたい基本情報から、やってはいけないNGなことまでをご紹介。
できるだけアカウントが効率よく拡散する方法をお教えします。
皆さんも14億人を超える中国市場での発信力を手に入れてみませんか?
第1章【RED(小红书)とは?】アプリ紹介と基本機能
①基本機能
RED(小红书)<以下REDで呼び名を統一>は先ほどご説明したように、ユーザー数は2億人を超え、90年代生まれのユーザーが72%を超えるという若い人には欠かせないアプリ。基本的にはインスタのような写真や動画を投稿する機能があり、商品レビューからECで商品を購入させることも可能です。
②ユーザー数
ユーザー数は約2億人です。圧倒的に女性が多く、投稿コンテンツもファッション、化粧品、スキンケアや健康食品などが多くを占めるライフスタイルアプリです。都市部に住み圧倒的に購買力があり、新しいものに興味がある層がよく利用しています。
③できること
写真や動画の投稿に加え、 いいね、コメント、保存、シェアなど、一般的な機能はインスタと一緒です。ただし他人の投稿を自分のフィードにシェアして投稿することはできません。
またインスタとの違いは、ECがあること。インスタでもEC機能が付きましたが、基本は外部サイトへの誘導しかありませんが、REDはアプリ内でECが完結します。導線がシンプルなのでその分ユーザーも購入しやすくなっています。
クリックが一回増えるだけで離脱率が圧倒的に変わると言われているECなので、シンプルであればあるほど購入へつながりやすくなります。
またユニークなのは”お試し体験”ができる機能です。
ページを開くと、化粧品をはじめ家電やお茶など様々な商品が並んでいて、試供品を試すことができます。
申し込みは抽選なので誰でもできるわけではありませんが、気になる商品を無料で試すことができるのは面白い試みだと思います。
そこで試供品を試したユーザーは商品レビューを記入したり、オフィシャルアカウントで体験を公開したりなどもあったりしますので、自分のアカウントの宣伝とフォロワーを伸ばすのにもいいチャンスです。残念ながらこちらは中国に在住していないとできないようです。
④ユーザー使用シチュエーション
若い好奇心旺盛なユーザーを多数抱え、様々な機能を備えたREDはもはや単なるSNSの枠を超えて日常に欠かせないものになりました。
何かを検索したい時にもREDで検索するようなことも多々ありますし、そこには実際の体験談や生の声が載っています。商品を購入する前、お店に行く前、気になる旅行先を調べるときなど、様々なシチュエーションでREDで検索されるのです。
インスタで飲食店を検索したり、ほしい化粧品やブランドの検索をするのと一緒ですね。
実際に私の周りの友人も、ブランドの洋服を購入する前にREDで検索をし、実際に購入した人のノートを参考にしていました。
このようなことが日常的に行われているのです。
第2章【アカウント作成と覚えておかなくてはいけないこと】
1、アプリをダウンロードしアカウント作成
アプリをダウンロードし、アカウントを作成します。
中国のアプリには中国のアップルストアでないとダウンロードできないものや、ダウンロードしても中国国内の電話番号認証を求められるもの、そして中国のIDカードの認証を求められるものもあります。
これらは日本の番号やパスポートでは登録できないものもあります(中国版TikTokである抖音はその代表例です)
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<<こちらがRED。App Storeではこんな感じで出てきます。日本で利用ができないアプリだと、日本のApp Storeでは表示されません>>
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幸い現在REDは日本の電話番号で登録・認証可能です。
ただし中国政府の規制は厳しくなる傾向にあります。
もし興味のある方は早めにダウンロードや登録をしておくほうがいいでしょう。
アプリをダウンロードし、アカウントを作成したあと本人認証の項目があります。
ここでは日本人の場合はパスポートにて本人認証を行います。
認証は大体1~3日でOKが出て(通常は1日程度)、確認が済んだら本人確認済みの認証になります。
こちらを行わなくてもREDを利用することはできますが、もしREDを本気で伸ばしたいのであれば、本人認証アカウントは必須になります。認証済みでないアカウントはトラフィックが制限されます。どんなにいいコンテンツを投稿していても、トラフィックを制限されてしまっては拡散が不十分です。可能な限り、個人認証も登録するようにしましょう。
2、属性を設定する
ここでいうタグ属性とは、あなたのアカウントが何系かを表すものになります。例えば、あなたが化粧品紹介やレビュー、美容に関してを発信するアカウントを作成したとすると、RED側に、化粧品・美容に関するアカウントであることを認識してもらう必要があります。