屁負比丘尼になろう。

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コラム
 江戸時代に「屁負比丘尼(へおいびくに)」という仕事があったそうです。お姫様にいつもお供をして、お姫様がオナラをした時に、「オナラをしたのは私でございます」と名乗り出るという役職だそうです。
なるほどと思いました。私も職場やその他の集まりで万一誰かがやってしまったら、名乗り出てやろうと思いました。これはオナラだけに限らず、いろいろな事に応用できそうです。会社や組織ではたとえ部下や、後輩が起こしたミスでも上司や先輩が責任を取るということは当たり前の事です。末端の現場で不祥事やミスがあっても、最終責任として社長が辞任するという事が日本では潔しとされるところがあります。

 屁負比丘尼の話にはオチがありまして、よく考えてみるとお姫様の横にはいつも屁負比丘尼がいて、みんながその事を知っています。ですから「今のオナラは私がしました」と言っても実はお姫様がしたのだとみんなが思っています。屁負比丘尼がオナラをしたときも、「今のオナラは私がしました」と言いますが、他の人は本当はお姫様がしたのだと思ってしまいます。


※ 出典 中谷彰浩 著作 「40代でしなければならない50のこと」(2004年 ダイヤモンド社)

上記のような面白い話がたくさん載っています。40代でない方が読んでも面白いです。


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