日本語は表意文字と表音文字

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日本語は表意文字と表音文字の両方の特徴を持っています。漢字は一文字で意味を表すので表意文字です。ひらがなは意味ではなく音を表すので表音文字です。日本語の書き言葉は表意文字と表音文字の組み合わせで成り立っていますが、そのせいで読みやすくなっています。もっと具体的に言うと読む速度がとても速いのです。

戦後の日本に「全てひらがなで表記しよう」との考え方がありました。進駐軍の考えだったらしいのですが、「ぜんぶのかきことばをひらがなにしたらよみにくくてしょうがない」と思いませんか?そんな事にならなくてよかったです。

表意文字と表音文字が発達した歴史を考えると、とても面白いことが分かります。大昔の日本語に書き言葉はありませんでした。中国から漢字が渡ってきた時に「そうか話し言葉は書き言葉として記録できるのか」と思った人が漢字の導入を決めたのです。これを渡来語と言いますが、渡来後は全て漢字です。漢字は表意文字ですから発音をできなくても意味は想像できます。9世紀ごろにひらがなが発明されました。ここで日本語に表意文字と表音文字の両方が存在するようになりました。

現代文は漢字とひらがなとカタカナの組み合わせで描かれています。そのおかげで大変に速い速度で日本語を読むことができます。

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