家を買う時にかかるお金の種類…知らなかったでは済まない、用意しなければいけないお金とは?

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法律・税務・士業全般
先日、中古マンションの仲介に入って取引をしたんですが、買主の方が仲介手数料がかかることにビックリされてたんですね。

不動産なんて何度も買う人は少ないでしょうし、その人は新築マンションしか買ったことがない…とのことでした。

「家」を買う時にかかるお金って、その土地と建物=物件価格だけじゃないんです。

ほとんどの人が物件価格だけに目が行きがちなんですけど、物件価格の他に「諸費用」がかかります。

また物件価格に対しての契約金=頭金も用意しないといけない…

つまり家を買う時には、物件価格+諸費用 の合計でどれくらい資金が必要なのかを考えなきゃいけないんです。

諸費用ってなに!?…いろいろとかかる買う時に必要なお金


車を買う時の見積書を見ても、本体以外にいろんな費用項目が書かれてますよね。

家を買う時も聞いたこともない費用がいろいろとかかるんです。

たとえば…

印紙代

売買契約書とか、注文住宅であれば工事請負契約書に貼る印紙代。売買価格によりますが1万円くらいから。

登記費用

家屋調査士や司法書士に支払う報酬と登録免許税。建物の場所や種類、構造、床面積などどこにどのように存在しているかを示す表題登記や、所有者の住所氏名を登記簿(登記記録)の権利部甲区に最初に登記する権利に関する保存登記。他者の物件を購入すれば、名義の異動=所有権移転等。

住宅ローン諸費用

住宅ローンを組むのであれば、申込手数料や保証料等、住宅ローンの諸費用が必要。

引越代、祭祀の費用

見落としがちなのが、買った物件へ引っ越すための引っ越し費用。全部自分でできればいいですが、大型家電や家具などは業者を頼まないと大変でしょう。また家を建てるなら地鎮祭などの費用も掛かるので注意が必要。

火災保険、地震保険料

これも最初に長期一括で支払った方が保険料を抑えられますが、物件購入時は見落としがち、かつ保険内容を抑えがち…。万一、住んでから事故にあって補償額がとても足りない…なんてことにならないように。

仲介手数料

新築のマンションや戸建ての場合は、売主が直接販売しますから、その売主から買えば仲介手数料を取られることはありません。
中古や新築でも、仲介業者が販売している場合は仲介手数料がかかります。

etc…購入する物件の種類によって、このような諸費用がいろいろとかかるんです。
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もうひとつ注意しないといけないこと…それは、購入時だけではなく、維持していくのにもお金がかかるんです。

ローンの返済額に目がいきがちですが、たとえばマンションであれば、新築も中古もどちらも管理費と修繕積立金がかかります。

マンションによってもちろん違いますが、合わせて2、3万くらいはかかるでしょうか。

戸建であれば管理費や修繕積立金は掛かりませんが、必要な時に、外壁や屋根の修繕、水回り設備などの修繕、防蟻処理なんかがかかります。

そう考えると、買う時だけじゃなくて、買ってからの費用も資金計画に組み込んで検討することが大切なんですね。

マイホームの購入は、ふつうの人は人生で一番大きな買い物になるでしょう。

どこに家を建てようか、どんな間取りがいいか、物件を選んでるときはワクワクしますよね。

でも、いざ物件の契約をするとなると、やること、考えることの多さに疲れ果ててしまう人もいるんです…。

場合によっては、お金や計画の準備が不十分で、購入計画を断念しなきゃいけないことも…。

家を楽しく安心して手に入れる為に、住宅購入の流れや必要な費用、そして住宅ローンに関しての基本的な情報は、はじめにチェックしておきたいですね。
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