「自分ならやれる!」自己効力感

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「自己効力感」という言葉はご存知ですか?

「自己肯定感は聞いたことあるけど、自己効力感って?」

wikipediaによると、
”自己効力感とは 自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。”
とあります。
つまるところ【自信】ですね。

自己効力感を強く持つ人は、失敗や壁、困難や難問にぶつかっても再度挑戦するし、失敗しても比較的早く立ち直る、という前向きな姿勢をもつ傾向にあります。プライベートや仕事で壁や難問はつきもの。自分の力で突破する力を身につけたいですよね!

今回は、自己効力感とはなんたるかを紐解きながら、そのメリットや高める方法について、具体的にご紹介していきます。

■自己効力感について

自己効力感とはカナダのスタンフォード大学教授のアルバート・バンデューラ博士によって提唱された、社会的認知理論の中で使用される心理学用語の一つです。
きっかけは、博士が行った恐怖症を克服した人達にしたインタビューでした。
恐怖を克服した彼らは、
「自分は困難を克服できる」
「自分は現状を変えることができる」
と考えられるようになったという共通点があり、
博士は
「強い恐怖感を克服した人間は自分自身を肯定的に捉える心理が働くようになる」
と定義づけしました。

■自己効力感が低い場合のデメリット

自己効力感が低いと、
始める前から
「自分にできるはずがない。きっと失敗する」
といった後ろ向きな気持ちが大きくなり、行動する意欲も減ります。
当然注ぐ力も半減し、いくら能力があっても結果を出すことは難しいでしょう。
そして結果が伴わないと、「やっぱり自分にはできない。また失敗する…」
という自己否定に陥り、それが積み重なった結果、さらに自己効力感は低下します。

■自己効力感を高めるメリット

①チャレンジ精神や周囲から学ぶ姿勢が育まれます。
②過度に落ち込まない

①チャレンジ精神や周囲から学ぶ姿勢が育まれます。

自己効力感が高いと、何事も恐れず挑戦できるので「とりあえずやってみよう!」と積極的にチャレンジできるようになるので、周りをよく観察したり、自らセミナーに参加して知識を取り入るなどして、成長していくことができます。

②過度に落ち込まない

自己効力感が高い人は自己肯定感も高いので、たとえ失敗しても「失敗して、これがダメだということがわかった!」と前向きに捉え、再チャレンジしていくことができます。その後も「次はどうすればうまくいくか」と失敗から学んで、出来る方法を考えることに時間を費やし、成長していくことができます。

■自己効力感を高める方法は?

ではどのようにして自己効力感を高めることができるでしょうか。

①成功体験
 自分の力でやり遂げた成功体験による高め方です。
初めてのことや困難な壁と感じることにチャレンジし、自分の力で乗り越えられた!すると「やればできる!」という自己効力感に繋がります、

コツは身近な目標から成功を積み重ねていくことです。例えば、「いつもより30分早く起きる」「朝ごはんを食べる」など些細なことで構いません。もしもあまりにもハードルの高い目標を掲げてしまうと、目標が達成されず自己効力感が下がりかねません。まずは簡単な目標を設定、徐々にその規模を大きくしたり、難易度を高めていくのがポイントです。

また、過去の棚卸もオススメします。辛い時期を乗り越えた経験や、今日の振り返りでも構いません。「案外自分、できる人じゃん!」と自分を肯定し、「あんな経験したんだから大丈夫!チャレンジしてみよう!」と自己効力感を高めることができますよ。

②代理経験

他者の行動からあたかも自分が体験したような気持ちになる、いわゆるイメージトレーニングです。
コツは結果に行き着くまでの過程から見て、よりリアルなイメージを掴むことです。例えば身近な友人や家族。過去にどんな経験をしてどんな努力を積み重ねて成功に至ったのか。なるべく自分と同化できる存在が望ましいです。昔の著名人やアニメのキャラクターなどでは時代背景や世界観があまりにも異なるので難しいかもしれませんね!


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他にも自己効力感の高め方はいくつかあります。
詳しく知りたい方はお気軽にお問合せください!
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