甘い夢のウラ側にあるもの
ちょっとどぎついタイトルだけど、独身婚外男にはカンタンにハマってはいけないよ!というのを、この記事で伝えたい。
けれどこれを書くには、過去の自分の悪事も暴露しなきゃならないので、投稿しようか迷った。
でも既婚女性への注意喚起になるかな、と思ったので、刑期を終えた犯罪者の独白のような感じで書いていきたいと思う。
既婚女性で婚外恋愛にドはまりしてるひとは多い。
”不倫”でなく”婚外”という少しぼやっとした言葉の流通と、マッチングアプリの普及で、その数は多くなっていると推測される。
「彼は夫と違って優しい」「甘えさせてくれる」「可愛い、キレイだ、と言ってくれる」”婚外カレシ沼”とやらにこんな感じでずっぽりと浸かっている。
けれどその”沼”とやらの底には、毒を持った気味の悪い生き物がうごめいているかもしれない。
ついでにいうと『婚外カレシを沼らせる方法』みたいな情報商材も売ってるけど、それを買ってる時点で自分が沼ってることに気づいたほうがいい。
僕はこんな感じでした。
いま自分は40代だけど、独身時代の20代後半から30代にかけて、職場の知り合いや出会い系サイト(同時はマッチングアプリという言葉はなかった)で、人妻に手を出しまくっていた。
まさにクズ・オブ・ザ・クズ。
出会い系は月1000円で使いたい放題の、ラブサーチというのを使ってた。懐かしい。いまもあるのだろうか。ラブサーチはさいしょ苦戦した。
プロフィールもほとんど作りこまず、「20代後半の男性です。いっしょに公園でまったりしたいな」とか寝言みたいなことしか書いてなかったからだ。
プロフィール写真を西郷隆盛像にしてたせいもあるとおもう。
女子たちにメールを送信してもほぼ既読無視。
でも無視されてよかった。西郷隆盛に会ってみたい!という変則的な女子との会話をこなせる自信がぼくにはない。
で、ただ西郷隆盛でいるのに月1000円はさすがにもったいないとおもい、プロフィールを大幅にリニューアルした。
写真もちゃんと自分の顔にし、好みのタイプや趣味を書く欄もきちんと作りこんだ。
そして「真剣交際希望」を前面にアピールした。
で、自分の知能を総動員して、相手にいい印象をもたれるメールのひな型を完成させた。
そして検索条件にひっかかった女性に片っ端からメールを送信する。「あなたのプロフィールちゃんと見ましたよ」ってことを伝えるため、ひな型に3行ぐらい個別の文章をつけ加えて。
すると、半分以上の確率で返信が!西郷隆盛にやや申し訳ない気持ちになった。
50人ぐらいメール送って、そのうちの半分から返信がある。正直、一気にめんどくさくなった。
そもそもまったく知らない人間とメールのやり取りするのは、めちゃくちゃつまんない。
そのときの自分は相手の内面なんかまったく興味がなかったから特に。
でも持ち前のエロパワーでメールのキャッチボールをなんとか乗り切り、いい感じになった人と会う予定を立てていった。
1人目、2人目は独身の子でいたって普通にごはん食べて終了。
そして3人目、なつみさん(仮名)。
年齢は30代半ばぐらいのセクシー系の女性。この人とは昼間から酒を飲んでいた。するとむこうから「ホテル行こうよ❤」とお誘いが。
口に入れてた魚介類をあらわにしながら、食い気味で「行く!!」と答えるぼく。
そしてなつみさんは一言「あたし結婚してるけどいい?」
「ダンナさんに悪いな」とはみじんも思わず、30分後にはホテルで狂ったようになつみさんを抱いていた。
この日よりぼくはラブサーチで女性を検索するさいに、既婚者のところにチェックを入れるようになる。
年上の人妻を落とすのはカンタンだった。ポイントは夫たちにはない、純心さやけなげさを見せること。
はじめて電話したときも、わざとケータイを落とし、大声でさけび「ごめんなさい!緊張しすぎて電話落としちゃって!飲み物に直撃したんです!」なんて言えば、ふふっと笑いイチコロ。
ほんの30分まえに他のだれかを抱いているとも知らずに。
もうヤリモクでは人妻以外かんがえられなくなっていた。
料理の提供で例えると、独身と人妻は料亭と吉野家ぐらい、セックスに至るスピードが違うことに気がついたからだ。
そんなこんなで、具体的な人数は伏せるけど、けっこうな数の既婚者と関係を持った。
独身男にとっての既婚女性と関係を持つメリット
当時考えていた既婚女性と関係を持つメリットは次のとおり。
時代は違うけど、いまの独身男性もおなじこと感じてるとおもう。
・経済的・時間的コスパがよい
既婚者は普通の独身女性のように「どっか連れてって」とか「わたしの友達に会って」とか言ってこない。
自分の部屋に来て、セックスするだけで満足してくれる。
そもそも既婚女性はスケジュールがタイトなので、自然とセックスと少しのトークだけという流れになってくれる。結果デートでお金を浪費することもなく、自分の好きなことに費やせる時間がもてる。
・急に家にこない
独身女性のように急に「今からいくね」とか言い出さないので、ほかの女子と鉢合わせとか面倒なことが起こらない。
急なピンポンにびびる必要がなくなる。
・なんでもやってくれる
男がだらしない所見せれば見せるほど、掃除洗濯料理などやってくれる。
まあこれは独身でもそうなんだけど、既婚者はよりこの傾向がつよかった。
正直”セックスのオプション”つきの派遣家政婦だと考えている男もいるだろう。しかも完全無料。
・セックスの言いなりにできる
優しく「〇〇とは直接つながりたいから、ゴムはしたくない」と言えばピルを飲んでくれる。
「今日は疲れていて、体調よくない」って言えば、セックスなしでも口でしてくれる。
こっちがSだろうとMだろうと、高級ホテルのコンシェルジュのように、なんでも対応してくれる。
・別れるのがカンタン
既婚女性が必要以上に男にのめり込んできて、切りたくなったらこう言う。
「〇〇のことは愛してるけど、家庭は壊してほしくない。これ以上一緒にいっしょにいるとどんどん好きになって辛いから、もう会うのはよそう」
ベタだけど効果はバツグンだ。独身女性には通用しない、相手に恨まれずに離れられる技だ。
その男性のどこが好きですか?
婚外女性が相手を好きになってしまうポイントも、”まやかし”が多い。
優しい。甘やかしてくれる。うっとりした言葉を言ってくれる。
それは要するに、男にとってそっちのほうが”楽ちん”で”相手が思い通りになる”からだ。
夫婦や恋人同士のように、本当になにかを一緒に築き上げていく関係なら、いろんな衝突もあるし、優しくしてばかりでは立ち行かないときもある。
けど婚外男にとっては、相手はセックスだけの細い糸でつながっているだけの関係なので、わざわざ事を荒立てる意味がない。
婚外男が優しいのは女性を思いやってるわけではなく、単に必然性があるからそうなっているだけなのだ。男自身も、優しく疑似恋愛することで、不倫しているうしろめたさをすこしごまかせたりする。
婚外恋愛において見えている部分は、その男の本質からかけ離れていいることも多い。
でもはまってしまっている女性は、容易にはそこに気づけない。まさか優しくて、いつもほめてくれるあの人が、自分のことを『セックス出前館』だと思っているなんて、夢にも思わない。
年下くんに要注意!!やつらは可愛いペットなんかじゃない
かなりの年下にはまってしまう婚外女性は多い。
僕も20代のころ、ひとまわり以上、年上のひとと関係を持っていた。そんな女性たちが抱きがちな誤解を説明しようとおもう。
・かわいい!
それ、演技です。女子でいえば、昔の表現だと”ぶりっこ”、今の表現だと”あざと可愛い”ってやつです。涙目を演出するために、まばたきをガマンしたりします。
知っていることをわざと知らないフリして、女性に聞いたりします。
・夢を語ってくれる
大きいこと言いたいだけという可能性あり。
夢実現にむけて、具体的な行動はほぼしてない奴がほとんど。虚言でキュンとさせようとするたちの悪いやつ。
・こんな若い男子に愛されるなんて、まだ私全然いける
男は女性が思っている1兆倍、女性の体が大好きです。
なので年を重ねたとしても、よっぽど容姿が衰えてないかぎり、たいていはセックスできます。
”年のわりに若い”でなく、”年相応”でもぜんぜん抱けるので、若い男子はあなたを特別視してるとは限りません。
・尽くしてくれる
尽くす気なんてまったくありません。いいようにセックスするために、たまに餌を与えるイメージで、ごはん作ったりマッサージしたりしています。
(まあそれでもマッサージはうれしいよね……)
まだまだたくさんあるけど、こんなとこにしておく。
そもそも10代ならまだしも、成人すぎている男子がそこまでピュアなわけない。ましてやマッチングアプリで人妻に手を出しちゃうような若い男は………
なぜこの記事を書いたか
終わりになぜこの記事を書いた説明させて頂きたい。
言っておきたいのは、僕はべつに婚外否定派ではない。
配偶者との関係が苦しくて婚外恋愛をし、自尊心を取りもどせることもある。
単純に性欲を満たしたくて、配偶者以外にセックスを求めるのも、”あり”だと考えている。
ただ必要以上に婚外にのめり込みすぎて、結果不幸せになっちゃうひとも、かなりいると思う。
だから今回僕が書いた内容のようなことを、頭のほんの片隅でもいいから、入れておいてほしいと願い、今回の記事を書いた。
それと、もう一つの理由は、過去の贖罪のためだ。僕自身の。上で書いたように、僕は独身時代、ジャンクフードを食い散らかすように、既婚者と関係を持った。
甘い言葉で騙して、新規が出来たら、嘘の言葉で別れを告げて入れ替えて。
けれど結婚してから、妻を近くで見て、妻として家庭を守ること子育てすることの大変さを知った。
”妻”や”母”という存在が、心からの尊敬の対象となったのだ。
たいした苦労もせず生きている、クズみたいだった僕が、そんな尊敬すべきひとたちを、適当に言いように扱ってしまっていた。
自分は、”過去はなるべく振り返らない”を身上としている。しかしこの既婚者といい加減な関係を持ちまくったことは、いまだに思いだし、そのたびに強く後悔してしまう。
この記事を書くことで、そんな自分がすこしでも救われる、と思ったのだ。
■最後に
今回、婚外について、かなりきついことを書いた。
しかし婚外している男性が、全員いい加減なわけではない。
実はうちの父は、僕とは血がつながっていなく、母にとってはいわゆる”内縁の夫”という関係だ。
自分がまだ幼かったから、状況を正確に知っているわけじゃないけど、お互い家庭がある身分で恋愛をしてたのは、間違いない。
いまの父は血縁関係もなく、法的にも僕と親子ではないけど、本当の父親のように優しくしてくれた。
そして70歳を越えた今でも、母とはめちゃくちゃ仲良しだ。独身・既婚に関わらず、婚外男性にも本当に相手を誠実に考えている人がいるのを、最後にお伝えしよう。(たぶん3%ぐらいしかいないと思うけどw)
この記事はここまでです。
読んでくださり、ありがとうございます。
それでは、また。