中学受験の明日のために その9 最初から頑張りすぎない

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 初めて塾に入って新しい環境になったり学年が変わると、心機一転頑張ろうと意気込む人は多いはずです。ですが最初から頑張りすぎるのはお勧めしません。最初から頑張りすぎる人は、大抵あとでやらなくなったり、うまくいかなかった際にいきなり退塾ということにつながりやすいからです。振り子の原理でプラスに大きく動くとその反動でマイナスに大きく動く事があるのです。

新しい習慣や物事を始める際は、最初は無理しない事が継続のコツです。ちょっと物足りないくらいでちょうどいいです。今日は問題を1問だけ解こう、とか本を1ページだけ読もう、という程度で構いません。大抵の習慣は3週間続けば身につくと言われています。ここで大切なのは、3日坊主で終わったとしても自分を責めない事です。続けれる事を無理なく継続すればいいのです。

人には適性というものがあります。他の人には続ける事ができても自分には続ける事ができない、あるいはその逆は多々あるのです。それが個性というものですしそれでいいのです。もし学校の先生や塾の先生から絶対に続けないといけない、なんて事を言われたら、聞いたふりをしてスルーしましょう。言っているその先生にも続けられない事が多々あり、続けれる事を続けているに過ぎないのです。

ただ、継続は力というのは本当にその通りです。ですので続ける一つの工夫として、最初から頑張りすぎない事を提案しています。どんなに勉強が苦手な生徒でも何か一つくらいは継続できるものがあるものです。国語の文章を読むなら毎日できる、図形問題なら毎日触れることができる、生物図鑑は毎日眺めることができる、歴史漫画なら毎日読める、といった具合です。継続できるものがあればそれは継続していきましょう。継続する事で深掘りしていくと、他の分野に自然と興味が湧いてくるものです。それが本来の勉強であり勉強の楽しさなのです。

受験に必要な勉強は幅広く、興味の持てない分野は多々あるため、嫌気がさして挫折してしまう人が多いです。嫌な時は無理に勉強せず、興味のある分野を掘り下げていきましょう。勉強そのものを嫌いになるくらいなら、自分の中から自然に生まれてきた感情に素直に従って、そろそろ勉強しようかと思うまで好きな事をしましょう。

 今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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