中学受験の明日のために その17 突き詰める学習が楽しい

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 物事を深く理解するには、突き詰めようとする姿勢が必要です。浅い理解ではどうしても応用問題に対応できません。初めから深い理解をする必要はありませんが、同じような問題に出会った時は突き詰めて考えてみましょう。

勉強と聞くと面白くない印象を持つ方は多いかもしれませんが、突き詰めるのは面白いものです。研究者などはその最たる例ですね。追求していくとどんどん興味が湧いてくるのです。それを勉強でも活用すれば受験勉強は苦ではなくなります。

算数だと公式を自分で導いてみる、社会だと自分でネットを使って調べてみる、など追求していくと時間を忘れて没頭することがあります。真面目に努力する人はそれはそれで立派ですが、没頭する人には敵いません。特に子供は何かに没頭する能力に長けています。大抵の子供は勉強よりも外で遊んだり、ゲームをする方が楽しいことでしょう。この違いは何なのでしょうか。

まず1つに、能動的か受動的かの違いがあります。外で遊んだりゲームをするのは能動的です。自分の頭を使って試行錯誤する楽しさがあるわけです。一方、親や塾に強制的にやらされる勉強は、受動的な面が強いです。周りから強制的にやらされる事は大人も子供も関係なく嫌になります。

2つ目は禁止されるとやりたくなる、というのは人間共通の性質です。やるなと言われるとやりたくなりますし、やれと言われるとやりたくなくなるのです。だから大抵の子供はゲームをやりたがり、勉強をやりたがらないのです。親の姿勢としては、やりたくなかったらやるな、でいいのではないでしょうか。

知的好奇心というのは誰にでもあります。ただし強制されると嫌いになってしまい、好奇心の芽が摘まれてしまうのです。そう考えると塾に入れるのは慎重にならないといけませんね。今は通信教育が充実しているので、その方向で学習環境を作るというのは1つの案として検討して良いのではないでしょうか。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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