実際に使いやすいロゴデザインとは

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デザイン・イラスト
ロゴデザイナーのCOLUMBOUと申します。

皆さんは、ロゴデザインを決定する時に、どういうことを意識して決めますか?

本日は、我々デザイナーにご依頼をいただいて、デザインが出来上がった後、ロゴがどういった場面でどういう風に使われるかをご説明していきます。

どんなロゴが使いやすいか、という点からデザインの決定の参考にしていただければと思います。

1.名刺や封筒などの紙面(平面的な物に印刷する場合)


まずは一番最初に、思いつくであろう紙媒体への印刷です。
お客様へのご挨拶や、請求書書類等を入れる封筒など、紙への印刷をご想定に場合、どういったデザインが一番適しているでしょうか。

紙面印刷の場合、平面での視認になりますが、多くの場合、印刷面と見る方の目線はフラット(特に障害が無く、真っ直ぐ見れる)のことが多いです。

そのため、少し複雑なデザインであっても、しっかりとマークを視認することが多いので、デザイン性そのものというよりは、その紙自体の色だったり、他の部分のデザインとの整合性等も気になってくる要素の一つとなります。

他が全てモノクロなのに、ロゴ部分だけがカラフルで派手だと、書類の内容よりもそちらに目が行ってしまいますよね。

もちろん、ロゴはブランディング的な意味合いもございますので、目立つのは悪いことではないのですが、それが例えば商品とか、サービスそのものよりも目立つとそれはそれで効果的ではありません。

ですので、平面的な物への印刷を予定しているロゴデザインは、周りとのデザインの整合性を意識すると使いやすいデザインに仕上がることが多いです。


2.アパレルや梱包用の袋など(立体的な部分への印刷の場合)


スタッフユニフォームやTシャツ、商品梱包用の袋など、平面的な部分だけでなく、湾曲している部分に印刷をするデザインの場合は、注意が必要です。

平面に印刷されている場合とは違い、デザインをしっかり真正面から視認する可能性が少ないため、全体を見れなくても「こういうマーク」と認識できるような、よりシンプルなデザインにしておかないと、「え?なにこれ」と見た人にどんなデザインが認識してもらえなくなります。

複雑なデザインだと、相手の印象に残りづらいということもありますし、ロゴとしては少し使い辛いですね。

立体的に使用する場合は、特にシンプルなデザインになるように注意する必要があります。

人間の脳は、デザイン全体を見なくても、一部を見て全体を想像して認識してくれるので、皺でぐちゃっとなっているスタッフTシャツに描いてあるロゴも、それがシンプルなデザインであれば「ああ、猫か」とか「ん?珈琲豆の絵だな」といった具合に、補完して認識してくれます。

ですが、複雑すぎるデザインだと、全体を見なければわからない可能性が上がってしまい、せっかくお金をかけて作ったデザインも効果が薄くなってしまいます。

凝ったデザインにしたい気持ちはもちろんわかるのですが、ロゴに関してはシンプルに「老若男女誰が見てもわかりやすい」というデザインが適しています。

3.まとめ


ロゴデザインを決定する場合は、その後の用途に合わせて、ポイントを見極めて決定してくださいね。
わからなければ、どんなことでもデザイナーに意見を求めるのも良いことだと思います。
「~という理由があるから、こちらの方がいいですよ」と提言してくれるデザイナーであれば、納得もしやすく、安心感があると思います。


ロゴデザインでお困りの方はお気軽にメッセージ・ご相談をいただければと思います。
「ロゴって言ってもよくわからない」
「どんなロゴがいい?」
というようなご相談も実際、よくいただきます。
ロゴデザインを作られるお客様は初めての方が多いのですが、デザイナーサイドは何度も経験してきていて、多くの事例を見てきているので、「こういった案はどうですか」とご提案することができるのも強みです。

是非、御自身の事業や活動の一助にロゴデザインの制作をご検討くださればと思います。



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