失敗しないロゴ発注の仕方

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コラム
はじめまして。

ココナラでデザイナー兼ライターとして活動を行っておりますCOLUMBOUと申します。(↓プロフィールになります)

ココナラ内では、ロゴデザインのオーダーメイド制作サービスを行っておりまして、作品の提供をさせていただいております。


ココナラの他、たくさんのロゴ制作の機会をいただきまして、ロゴデザインの制作を行って参りました。

ロゴ制作はお客様にとって、これから事業を行っていく上で、新しい挑戦の為の大事な最初の一歩です。

費用もかかりますので、できるだけ失敗したり妥協したりがないようにしたいところです。

今回の記事では、ロゴデザインの発注に際して、普段デザインを発注し慣れておられない方の為になる、デザイナーへのデザインの希望の伝え方をご紹介します。

① デザイナーへ全てお任せにしない方が気に入った作品ができあがる可能性が上がります

ご発注をされる時点で「特にこういったものにしたい!」というイメージが無い場合ももちろんあるかと思います。

ただ、ある程度の完成イメージ、なんとなくこういったものがいいな、という最終着地点は決めてから、もしくはデザイナーとの打ち合わせの中で取り決めてから依頼をされることをお勧めします。

基本的に、お客様が気に入って下さるデザインというのは、今までお客様が人生の中で触れてきたデザインや思考によって好みのデザインが形成されていき、それに準ずるか少しアレンジしたものであることが多いです。

全く、見たこともなく興味も持たなかった言外の先進的すぎるデザインだと、いくらそれが芸術的に評価されようが、お客様にとっては「なんだ、これ」となってしまいます。

当然、依頼をされる前にデザイナーの過去の作例などを見てから依頼をされているとは思うのですが、デザイナーにも得手不得手がありますので、シンプルな作風を得意としているデザイナーにリアルタッチのロゴを求めてクオリティの面で納得できないというのは少し酷な気がします。

気に入ったものをバチンと出すのが、腕の良いデザイナーだ!というお言葉はもちろんそうなのではありますが、ココナラは文字でのやり取りがメインとなってきます。

実際にお会いしたり、元々お客様がどういう趣向がお好きかを知っていたとしても、完璧に好みをとらえて、かつ期待を上回るデザインを弾き出せる可能性は高くはありません。

そんな中で、「はじめまして」のやりとりのあと、メッセージでやりとりだけをして「素人なのでわからないので、全部お任せにします!」というのは、せっかくお金を払うのにもったいない、と思います。

せっかく、デザイナーに費用を支払い、打ち合わせなどお客様も時間を費やして製作を行うことになりますので、可能な限り情報を出し合って、協力して、好みに近いデザインを制作していくことが最善と思います。

例えば、こういうロゴがかっこいい(好き)などという目安となる画像をデザイナーへ提供したり、そのデザイナーのポートフォリオの中で気に入った作品を伝えたり、何かとっかかりになる資料を提供すると、希望に近いロゴができあがる可能性が上がります。

デザインに関係ないことでもかまいません。
「こういうものが好き」「こんな気持ちで事業を立ち上げます」など、お客様の情報を少しでも多くいただければ、それだけデザインに生かすことができるかもしれません。

それでも、本当に全く思い浮かばない、ということもありえます。
その時は、デザイナーにそう伝えて相談してみることをお勧めします。
どんな理由であれば、そのデザイナーの作風や作品が気に入ったから、問い合わせをされているのだと思いますので、例えば、最近はどういうものが流行っているのか、どういったモチーフが良いと思うか、などといったことを相談すれば、ある程度お好みに添った方向性を提示してくれるかなと思います。

② おすすめの伝え方

デザインのイメージを伝える時に、ご希望をできるだけ再現しやすくなる伝え方がありまして、それは、できるだけ「個別具体的な描写方法を伝える」ということです。

個別具体的というと難しく聞こえますが、そんなに複雑な話ではありません。
「かわいくしてほしい」「スタイリッシュにしてほしい」「もっとふわふわにしてほしい」
実際に良くオーダーされる言葉なのですが、この言葉ですと、デザイナーの頭にある「かわいさ/スタイリッシュ/ふわふわ」のイメージと、お客様の中での同じ単語のイメージが違い場合が多々あるのです。

同じ「かわいい」という言葉でも「カエル」のモチーフをカワイイと捉える人もいれば、かわいくないと思う人もいます。

でも、どうすれば伝わるのか。

デザインは言葉にするのがとても難しいです。

実際に会って紙に書いてこういうことです、ということができれば理解がしやすいですが、ネットの取引では限界があります。

そこで、具体的に伝えるということになります。

「ふわふわ」ではなく、「そのモチーフの角を丸くして、全体的に柔らかそうな描写にして下さい」といった伝え方をしてみたり、「スタイリッシュ」であれば「流線形のデザインで立体的な描写にして欲しいです」というような具体的な内容を伝えた上で、参考となる「こういうやつです」という画像を資料として添付してあげると、デザイナーの頭の中にも「なるほど、こういうのがお好みなんだな」と理解できます。

簡単でいいので、紙に「こういう感じ」と書いて、カメラで撮ってそのまま資料添付してもいいと思います。

お取引に際して、気持ちよくスムーズに対応することは大切でありますが、失礼な言葉を使うわけではありませんので、遠慮せずに細かく希望を伝えることも、希望のロゴを制作する上でとても大事になってきます。

少しでも、これからロゴを発注される方の参考になれば幸いです。


最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。

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