機械式腕時計の心臓部と呼ばれるテンプ。
その軸は髪の毛よりも細く、衝撃に弱いのは言うまでもありません。
そのテンプを衝撃から守る「耐震機構」にはバネが採用されています。
時計に力が加わったときは、バネがしなることで力を逃がし軸が折れるのを回避します。
そのバネ部分、実はメーカーによって形が大きく違います。
これはオメガの時計。画像左上の方にあるのがテンプ。
お次はリコー(現在はSEIKO)。
最後はジャガー・ルクルト。
すでに特許の切れたものもあり、各ブランドが好きな形のものを使っています。
例えばオメガで使われているものはタグ・ホイヤーと共通であったり、
ルクルトはロレックスと同形状であったり。
探してみると「あ、これもここと同じ!」なんて発見があるかもしれません。
私個人としてはSEIKOなどの回す方式が好みです...。