「本物じゃなきゃ意味がない」と言いながら、「取り組むなら安くできるのにね」みたいな。

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そう言うところが、そこから人を遠ざけてきたのかもしれません。

なんか「成人式に振袖」みたな物を導入したばっかりに着物離れが進んだ(当別な日に特別に着るイメージが定着して苦しんでいる)みたいな話もどっかで見たことありますね。


***

私は趣味でたまに着物を着ます。
そこで買えば着付けを習えると言うので着物を買ったら、3回で講義は終わりました(笑)

実は、その着物を買ったのはもう何年も前です。
ずっとしまっていました。
たまには着るか。と、着はじめたのはここ数年です。
祖母(他界しています)の着物の話になって、着物や帯や羽織やコートや、着付けに必要なもろもろを貰ったのです。
じゃぁまぁ、いよいよやるか。と重い腰を上げたのです。

でも、めんどくさいじゃないですか。←

着付けも若干うろ覚えなのでいろいろ調べてました。


***

昔の昔は、「腰紐で留めていた」だけ。
あー。
元は普段着ですからね。←

それでいいならそれでいいんじゃなかろうか。
私は気楽に着れればそれでいいのです。

さらに「帯結ばない帯結び」とか出てきました。
「結ばずに止めるだけという着用方法は昔からある」そうです。

腰のところ留めて帯巻いて着る。
これはいいですね。
楽がしたい私にぴったりです。←


で、腰紐も結ぶのも面倒(最初はやってましたよ←)になって、マジックベルトで留められるタイプを買いました。
さらに「うそつき衿」で長襦袢をなしにして、手持ちのインナー(ペチコートとか、上も普通に肌着)で着ます。
襟ははだけないようにコーリンベルトして、帯巻いて端をたたんでなんとなくそれっぽく帯紐で留める。
草履はありますが、足袋を履くのは面倒だ。と、足袋ソックス(親指と人差し指の間が分かれている)を買いました。

着こなしで、崩れず、きっちりとか言ったら無理です。
それを着物お教室の先生が見たら落第レベルかもしれません。
まぁ、お茶会に行く訳じゃないんで。と、そんな気分です。

私は普段着に着ていたと言う着物を普段に着たいのです。
そもそも毎日着る訳でもありません。
私は、楽に、普段に着て、それでどこかに出かけられればそれでいいのです。
家の中ではさすがに洋装です。
それはお出かけ用なのです。

ちな、襟は崩れてきたらここを引っ張るといいと教えてもらったので修正はできます。

さらに着物の着こなしで調べていくと、ブラウスとかスカートを合わせている人の写真が出てきました。
ますます長襦袢は買いません。←
あ、最初に買った時に仕立てたのはあります。


呉服屋さんに聞いたら汚さなければそう頻繁に洗う必要もないと言われました。
それは助かります。

自宅で洗えるポリエステルの着物(雨の日に濡れてもいい)も、正絹(“しょうけん”と読むそうです知らなかった)の着物もあります。
他の生地の着物もありますが、それが何かはもう忘れています。←
見てもわかりません。
貰いものだとますますわかりません。

管理としては、立ったままたたむ方法(簡易版です)を教えてもらったのでそれで畳んでいます。
ハンガーで吊るそうと思うと高さがいるので、場所が……。

皺ですか?
まぁ、まぁまぁ。←

明日着るか、となったら申し訳程度に着物ハンガーにかけておきます。←


***

さて本題です。
最初の頃「今日はお祭りでもあったの?」と聞かれることがありました。

最近は「着物着てるのね」と、声をかけられます。
結構テキトーに着ているので、どっか着崩れていたり、ちょっと処理が甘い所があるのですが……。
それでも「着物を着ている」とそれだけで褒められます。
わざわざ近寄ってきて声をかけてきて下さるご婦人もいらっしゃいます。
よく言われるのは「暖かいでしょ」とか、浴衣なら「涼しいでしょ」です。←

「着物警察」とか聞きますが、私にはそこまではないようです。
まぁ、ある意味では「正統派を目指していない」と伝わるのかもしれません。


で。そう言えば、とふと思いました。
「なぜ今日着物着てるの?」が「貴女着物着てるのね」とどうしてそうなったのだろうか? と。

たぶん、浮いていたんでしょうね。
相手は私を見て「その日だけ着ている感じ」を受けたのだろうと思います。

最近では、
「普段から着物着ているんですか?」と声をかけられるようになったと思い当たりました。

私は、前よりは着物を着ていることに慣れてきたのかもしれません。


***

そうそう。洋装のつもりで家の廊下を歩くとドアの取っ手に袖が引っかかるのです。

このドアノブのね、

20231207-1.jpg
(photoACから「ドアノブ」で検索してダウンロードしました)

ここの空間にね、

20231207-2.jpg


袖のここがね、
20231207-3.jpg
(イラストACから「着物」で検索してダウンロードしました)

ひっかかるんですよ!
歩いていて入っちゃうのね!
最初、引っかかって何が起きたのかと思いました。

それが、丁度入るもんですね(笑)
まさかと思うじゃないですか。
偶然だろう。と。
これがまた、急いでいる時に限って何度ひっかかったことか……。

これは、あれですね。
偶然ではないのです……。←


別件で、お店で高い所の商品を取ろうとして、袖の下がぱたりと下の商品を倒したりする訳です(割れ物じゃななくてよかったー)。

今度ここね。
20231207-4.jpg

そんなところにある訳ですよ。袖が……。
そう言えば、テレビとか、着物を着ている人が袖を抑えていることあるじゃないですか。
しぐさとして見てはいる訳です。
あー。
ああー。


……。

私は学習したのです。←

洋装と同じように動いてはいけない。と。


***

また、よく知ったご近所さんが、私が着物が着たい。と思って着ていることを知って、私が着物を着ている時に会うと着こなしを見て、ちょっとした着付けのコツを教えてくれます(これは着物警察ではありません)。

ついでに言うと、これ、私もう着ないから。と、自前の着物を下さいました。

……増える……。←

着物だけじゃありません。羽織も、帯もいただきました。
しかも1人じゃありません。←
誰からでも受け取る訳じゃありませんよ。念のため言いますが。
でも、複数人から着物引き取り先として狙われている私です(笑)


で、なんの話でしたっけ?←

日本文化?

うーん(゜゜)……。

着物って、それだけじゃ着られないじゃないですか。
ボタンで留められる。とか。
被ればいい。と言うものではないのです。

だからメリットはあるのですが……。


私はとにかく楽に着られるようにしてなんとなく続けてきたのですが、声をかけられたときにこんな風に着ています。と言ったら、

逆に言われました。
「そうやって着てもいいのね」と。
かっちりきっちり着るものだ。と、そんな印象があった。と。
その方は嫁入り道具に振袖を持ってきて、当時着付けを先生に習ったそうです。

私に声をかけて下さるご婦人は、着付けを一通り習っている。と言う方が多いです。
「今はもう着ないわ。着物はあるんだけどね」と、そうおっしゃいます。
こう言っちゃ失礼かもしれませんが「嫁入りに着付けが必須」、これは時代だな。と思いました。


町を歩くとレンタルの着付け屋さんがある以上需要や関心はあると思うのです。

でも、じゃぁ。
着物に興味のない大人があえて普段から着るか。となると……。

私はなかなかに勧めづらいですね……。

まぁ「日本文化」と言うところで、
例えば中学校か高校くらいで「着付け体験」みたいな学習の時間が1回くらいあってもいいのかもしれません。


***

私は着物に興味があって、己にできる範囲で着ているだけです。

普段着だったと言うそれを、普段になんとなく着るのです。

私がそれでいいから、それでいいのです。←

ちょっと、出かける時に。

ま「オシャレを楽しんでいる」とそう言うことで。

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