やりがい搾取にご用心★ ~搾取されやすい職種って?~

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コラム
やりがい搾取の意味は、労働者のやる気、努力を不当に利用して働かせること。

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やりがい搾取とは?特徴や具体例と、違法なやりがい搾取の対処法

例えば10人で1日の仕事を100%回しているのに、1人時短で帰ったら戦力は9.5人になる訳です。少なく見ても5%の残業です。計算上当たり前です。

でも、日本人ってどうしてか、そこで少ない人数で100%仕事を回して終わらせようとしますよね。

私だったら、
その分終わらない仕事を明日に回していいですか?
別で助っ人は入らないんですか? と、上司に聞きますよ。
その分給料上げろ。とかでもいいですね。
まぁ、とんでもなく嫌がられますけどね。←
だいたいそう言う職場は辞めてきました。

だって、経営者はそのまま9.5人で働かせれば、その日の給料の支払いは安く済みます。
そして、ちゃんと仕事も終わらせてくれるのです。
さすが日本人ですねぇ。←
ま、下手に人員を増やすより、それでいいならそっちの方がいいですよね。

ほんでもって働いている本人が、私はこんなに働けるの!
私ってばこんなに仕事ができるの! とか思っていたら儲けものです。
まして、その不満を時短している別の人間に向けていれば、経営者が槍玉に挙がることはありません。
会社がブラックなことは黙認されます。

これが「やりがい搾取」と言う物ですか。

なかなかに巧妙ですねぇ。←

やりがい搾取の何が悪いのか?

やりがい搾取のすべてが違法というわけではありません。
しかし、やりがい搾取の多くは、少なくとも不適切であり、不当です。


 やりがいを悪用するかどうかにかかわらず、低賃金、長時間労働は推奨されるものではありません。
 次章で解説するとおり、違法なやりがい搾取による法令違反は頻発しています。

 やりがい搾取の悪質さは、このようなグレーゾーンな労働を黙認してしまう点にあります。
 労働者自身もまた、やりがいを理由に納得してしまうのです。


あからさまに違法な低賃金、長時間労働は、遅かれ早かれ、その不当性に気づくもの。
嫌なら拒否したり、退職して転職したりなど、様々な選択肢があるはずです。
しかし、やりがいをもった労働者は「仕方がない」「これが普通だ」と正当化し、我慢を続ける。
その結果、自分の首を絞めてしまいます。
例えば、健康被害に気づいてもなお、やりがいに背中を押されて無理して働き、悪化させてしまいます。

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やりがい搾取とは?特徴や具体例と、違法なやりがい搾取の対処法

そもそも「長時間労働は推奨されるものではない」とありますね。
そこら辺、日本人の意識改革が遅れているのではないでしょうか?


日本と外国(ヨーロッパだったか)でパティシエをした。と言う人がエピソードを記事にしていました。
もちろんどちらにもメリットとデメリットはあったようですが、例えばクリスマスと言ったイベント時にとある傾向が顕著に出た。と言うお話でした。

クリスマスで専用の商品を作ります。

その人が外国の職場で働いていた時
 ・クリスマス商品だけを作る(普段の業務はやらない)
 ・既定の労働時間が終われば帰る(定時で帰る)

その人が日本で働いていた時
 ・普段の業務をする
 ・クリスマス商品ももちろん作る
 ・当たり前のように残業(定時で帰れない)

と言う話だったと思いますが……。
読み返してないので違ったらごめんなさい。←


まぁ日本人働きすぎ。と言うのは世界共通認識でしょうか?

これは利便性を追求した弊害でしょうね。←
「日本は素晴らしい」とか「サービスが細やか」とか言いますけど。
それこそ自分の首を自分で締めていますよね。

ほんでもって職場の不満とかイライラを、お客さま側になった時に「私はお客よ」と発散したりします。
まぁ、これは私の偏見かもしれません。

でも、お客によっては、
なんでこれができないんだ。とか。
もっとサービスできるでしょ。とか。
別の店ではできたのに。とか。
これぐらいいいでしょ。と、タダで何かを搾取しようとします。

その分お金を払うならまだわかりますが……。

ま、客のモラルの話は長くなるのでここまでにします。


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さて、本題です。
このページには「性質上やりがい搾取されやすい職業がある」と述べられています。

「やりがいの強い良い性質の仕事」ほど、反面「搾取されやすい業種」になるようです。

行き過ぎた正義感が「〇〇警察~」とか揶揄されるやつでしょうか?
こう言うのって、本人ほどそれに気が付けないやつですよね。

個人的には、
業界の独自ルールがある。とか。
長く続いてきた。とか。
見た目に華やか。とか。
そう言うところに闇深さを感じます。

例えば、やりがい搾取されやすい職業には次のものがあります。

 奉仕性のある職業
    人助けで奉仕するため、やりがいを感じやすく、搾取されがち。
    スキルを前提とした現場の裁量が強く、拘束時間が長くなる傾向あり。
    (例:看護師、介護士、保育士などの医療・福祉業界)

 使命感を抱きやすい職業
    高尚な目的のために自分を犠牲にする傾向にあり、やりがい搾取がよく起こる。
    他人や社会のために頑張る人ほど搾取される。
    (例:学校教師、塾講師などの教育業界、公務員)

 趣味性があり、仕事と遊びの区別が曖昧な職業
    特技や趣味を活かせる職業ほど、公私の境が曖昧になり働きすぎてしまう。
    クオリティにこだわるほど、労働者の自己犠牲を伴う。
    (例:アーティスト、デザイナー、クリエイター、エンジニア、メディアやマスコミの仕事など)

 夢そのものが仕事になる職業

    夢のために、という目的を強くもつほど、やりがい搾取の犠牲になる。
    (例:テーマパーク業界、モデル、アイドル、芸能業界など)

 責任感、達成感を抱かせやすい職業

    責任が重い分だけ裁量が広く、工夫次第で成果を伸ばせることにやりがいを感じる。
    重要な立場を任される責任感ある人ほど、自ら長時間労働を進んでしてしまう。
    (例:店長、所長、営業職などの管理職、フリーランス)

なお、これらの職業に当てはまるからとて、必ずやりがい搾取があるとは限りません。
多くはホワイトで、適法な労務管理をしており、やりがい搾取をするのは一部の悪質な企業のみです。

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やりがい搾取とは?特徴や具体例と、違法なやりがい搾取の対処法

「奉仕性」「使命感」
まぁ、仕事は置いておいても、こう言うのを掲げる時って、人によっては偽善になりかねませんよね。←
「余計なお世話」みたいなお話でしょうか?
また、自分の承認欲求を他人で満たそうとする人もいますよね。

「趣味性」「仕事と遊びの区別が曖昧」
これは、人によってはうまく働きそうですが、、、熱中しすぎて寝食を忘れる。とか言ったら行き過ぎですね。

「夢そのものが仕事」
夢を売っている仕事ですね……。職種の例だけでも闇深すぎです。
光ある所に影がある。
これの言及は避けましょうか。←
藪蛇です。

「責任感、達成感」
ここら辺は、過労死で問題になるやつですね。
まぁ、人口は減っているので、労働人口も減少しています。
人手不足は否めません。


やりがい搾取の怖いところ、と、説明がありました。
低賃金で劣悪な環境でも、不当だと気付けないのがやりがい搾取の怖いところ。
やりがいが大きいと激務に耐えてしまい、むしろ率先して長時間労働する人もいます。

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やりがい搾取とは?特徴や具体例と、違法なやりがい搾取の対処法

「むしろ率先して長時間労働する人」
いますよね。
職場のため、とか、お客のためとか言ってなんか無駄に働く人。
自称意識高い系です。
なんか、業務に直接関係ないのに、職場のために「ここまでやるべきでしょ」「周りをみて行動して」みたいになるのです。

どうかしたら「私は仕事ができる!」とか本気で思っています。←

こう言う人は経営者の受けはいいです。

で、だいたい私とは喧嘩します。←


ま、私はそんな職場は辞めました。

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