まぁ、どちらかと言えば、「同じ失敗をしたくない」ともがいている訳です。
でも、別に何度失敗してもいいはずです。
目先の目標や、時間に囚われなければ、それでもいいはずです。
それに、二度目の失敗は、一度目の失敗とは違うのです。
状況は似ていても、結果は同じでも、それは2回目なのです。
1回目とは違います。
5回目の失敗も、10回目の失敗だってそれぞれ違うはずです。
「そこでも同じ失敗をした」それを、
「違う条件なのに、同じ失敗ができたのはなぜだったのか」と考えることもできます。
だって、まったく同じ条件と言うのはありません。
時間だって、そこにいる人だって、季節だって、己の気分だって、刻一刻と変わるのです。
相手がいつも変わらない。それはそうかもしれません。
でも、自分はこの前とは違うのです。
こいつは相手にしたくない、とその前より思っているはずです。
そこで同じ失敗をした。
似た状態で、同じ結果になった。と言うだけです。
そこで、その失敗は、
「己は、どんな状況でも、同じように対応できる」と言う意味で考えれば、悪い話ではありません。
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私は、ずっと同じところをぐるぐる回っているような気がした時期もありました。
本当に何をしても、同じなのです。
どうしても、自分は変わらない。とでも言うか。
なんかもう抜け出せないと言うか……。
まぁ、それは失敗ではありません。
逆に失敗だと思えたら、よかったのかもしれません。
でも、それは失敗ではないのです。
ある意味では、成功しているのです。
だからこそ私は、そこにずっといたのかもしれません。