名誉欲

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煩悩にはいくつか種類があります。その最たるものが名誉欲、承認欲求でしょう。
日本人はブランドにこだわります。ネーミングでそのほとんどを決めるのです。
これを選んでおけば間違いない、これをしておくことで安心する。
無難な選択をするのが大好きなのです、これは失敗したくないからです。
人間は失敗を何より恐れているのです。
だから私たちは有名になろうとします、有名になればまず、他人から馬鹿にされる事がなくなります。
そして他人からチヤホヤされる、道を歩いている自分にすらナルシストの様に自信が付く様になる。
承認欲求が満たされる訳です。これでは有名になりたいと自然に思うのは当たり前なことなのです。
自分自身がブランドになることで何もかも手に入ると思っているのでしょう。
でも、ちょっと待ってください。本当に有名になる事で何もかもが手に入るのでしょうか。
本当の名誉とは何でしょうか、一時的にブームになっても流行が過ぎればその人はまさに流星のように忘れ去られてしまうのです。
昔、有名なあんな人っていたね。でもどんな人だったっけ?
性格なんて覚えていないよ。などというのがほとんどではないでしょうか。
格好は良かったけどその人については何も知らない、自分はその人の事を覚えていない訳です。
戦国時代に有名な徳川家康なんてどうでしょうか?江戸に幕府を開いた徳川家康でさえ皆さんはあまり対して考えていないのではないでしょうか?
豊臣秀吉なんてどうでしょう?凄いとは思うけど……イメージは最悪ですよね。
それでは上杉謙信なんてどうでしょうか?毘沙門天の化身、軍神と呼ばれた彼は結局天下を取れずに亡くなってしまいましたが義の心があって仏教の信仰に厚かった彼は今でも人々の心に残っているのではないでしょうか?
当たり前ですがお釈迦さまなんてイメージは最高ですよね。
そうなのです、結局のところブランドなんてそんなものなのです。要するにその人にどれだけ徳があるかで後世の人は判断するのです。
亡くなった後の世界でどれだけ有名だったかなんてものは全く関係ありません。
当たり前ですがあなたは後世の人に良く思われたいですよね?
お釈迦さまや例えば孔子だって出世なんて一切しませんでしたが結局後世では有名になっているのです。
そう、あなたがどれだけ有名になりたくても本来、出世なんてする必要は無いのです。
地道にコツコツ徳を積んでいけば有名になれるよう自然となっているのです。
早熟なネーミングブランドより末永く続き皆から愛される大器晩成である事を私は望みます。
徳を積んで行きましょう、必ず仏様が良いようにしてくださいます。
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