メンタルの保ち方①~人に話をする~

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こんにちは(^^)
現役介護士として、訪問介護事業所で働いている愛美(ひでみ)です!

介護現場で働いていると、どうしても気持ちが滅入ってしまったり、憂鬱な気持ちになってしまったりしますよね・・・。

反対に、休憩時間や気の知れた職場の仲間、趣味や友達と会っている時は、テンションも上がって楽しい気持ちになれます。

そんな感情をコントロールしているのは・・・?

あなた自身です(^^)

だからといって、1人で感情コントロールするなんて、簡単にはできません。

自分の心の浮き沈みとは、ずっとお付き合いが必要です。

そんな気持ちの持ち方・メンタルの保ち方について、私の体験談をお話したいと思います。


【体験談】

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先日、訪問先で嫌なことがありました。

私の容姿について、いつも気分の下がるような事を言ってくる利用者様、Aさん宅で起きた出来事です。

まだ、60代と若く、認知症などもなくしっかりされています。事故の後遺症で右側に麻痺があり、車椅子生活です。

Aさんには、入浴介助のサービスで訪問させて頂いています。

その訪問へ行くたびに・・・

「どすこい!」

「(お相撲の番組を観て)冬場所が忙しいな」

入浴介助中には・・・

私「洗い残しや、気持ち悪い部分は無いですか?」

Aさん「気持ち悪いのは、あんたの顔だけ」

など、結構グサグサと、夕方の疲れた体と心に突き刺さる言葉を言われていました。

私は持ち前の明るさで、冗談っぽくも否定的な言い方で振舞うのみ。

「また、そんな事を言うんですか!」

「人の傷付くような事は、言わないで下さい!」

「もう、こちらから訪問拒否しますよ!」

Aさんは、私の言葉を聞いて楽しんでいるだけで、普段は自宅に居ても話し相手が居ないから、私の事は暇つぶし程度にしか思っていなかったと思います。

訪問するたびに毎回、同じようなからかい言葉の繰り返しで正直疲れていた私。

【事件のキッカケ】

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そんなある日、事件は起きました。

いつものように入浴介助の為に訪問した私。

普段は入浴介助が終わってから、新しい衣類に着替えて帰ります。しかし、その日は着替えを持っておらず、介助用の防水エプロンを身に付けて介助したのです。

すると、普段と違う私のエプロン姿を見て、Aさんは笑っていました。

「なんかいつもと違う!ハハハハハ」

「大きく見える!冬場所が忙しいもんなー(笑)」

と、相変わらず容姿を侮辱するような発言が続きました。。。

私「今日は着替えが無いんですよ。だから濡らさないで下さいね」

そんな様子で介助が始まり、いつも通り入浴されましたが、この日はやけにテンションが高くずっと私の姿を見て笑っていました。

冬場は寒いので、ヘルパーが洗身介助中は左手(健側)でAさん自らシャワーを持ち、身体にお湯をかけておられます。

いつものように、Aさんにシャワーを渡して足元を洗う介助のため、Aさんの前にしゃがみ込みました。

その時です。

少し嫌な予感はしていたのですが、その予感が的中しました。なんと、Aさんは私の左肩に、シャワーのお湯をかけたのです。

私は思わず「えーちょっとちょっと!」と、立ち上がりました。

するとAさんは半笑いで「濡れたらどうなるか見たかった」と言ったのです。

さすがに、私の中で今までのこともあり、我慢の限界が来てしまいました。まさか、そこまでされると思っていなかったからです。

たとえ身体が不自由な方だとしても、しっかりした普通の大人の男性。認知症でもなく、発達障害でも、知的障害でもありません。

どんな時でも冷静な対応、温和な応対を心掛けていた私ですが、今回の件は腹立たしさと、悔しさに襲われました。

その後もAさんは、私が怒っていないと解釈したのか・・・

「怒らないのか?」
「怒っているのか?」
「たまたま手が滑っただけ」

そう言って、笑いながら私をからかい続けたのです。

仕事中にも関わらず、取り乱しそうになる気持ちを抑え、何とか終えて私は濡れた衣類のまま帰る事になりました。

本当に寒く・・・風邪をひくかと思いました。涙

【普段から心掛けていること】

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Aさんの行動に対して、ムキにならなかった。それは、介護士としてやり遂げようとする力、冷静さを保とうとするプロ意識のメンタルが働いたから。

Aさん宅を出て、いっきにそのプロ意識の我慢の壁が崩壊!!!!

私は悔しさ・ショック・怒り・悲しみ・ストレス・・・色んな感情が大渋滞してしまい、我慢の心は限界でした。

そんな時に私が取る行動は、とにかく誰かに話をすること

この今のリアルな感情を、自分の中に閉じ込める事は出来ません。

・この気持ちを分かってほしい
・あの時の状況を伝えたい
・このイライラや悲しみ全てをぶち巻きたい

もう、それほどにメンタルをズタズタにされたのです。

しかし、私の中には介護士としてモットーとしている事があります。

それは『自ら利用者様を選ばない』ということ。

それは、利用者様が居てヘルパーとしての仕事が成り立っているから。どんな方にとっても、ヘルパーが心のよりどころになってほしいという気持ちがあるから。

しかし今回は、そんな気持ちさえも、消し去りたいほどのものだったのです。

上司に相談しようか、正直迷いました。

そこで、ふと頭によぎった事があります。

それは、他のヘルパーさんも、同じ目に遭うのではないかということ。

その事を思うと、居ても経っても居られず上司に相談することが出来ました。

上司も「それはヒドイ。なんとかしよう」と私の話を聞き入れてくれて、Aさんへの問題を解決できるよう動いてくれたのです。

【人に話をすること】

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どんな時も、自分1人で抱え込むのは良くないと思っています。

時には我慢することも必要ですが、誰かに話すことで問題が解決できたり、何か良い方法を思いついたりします。

ただ話すだけで、気持ちが落ち着くことだってあります。

少し長くなっちゃいましたが、私のメンタルの保ち方の1つ。

それは『人に話をすること』です。

声に出すことが大切(^^)

それが出来ない場合は、こうしてブログや日記に書き溜めるのも良いですよね。

あの時の感情はどこへやら。

そんな風に、イライラした事がいつの間にか思い出に変わる事だってあります。

このブログを読んでくださった、あなたもぜひ『人に話をする』を実践してみてください。

モヤモヤした気持ちは軽くなり、楽しい・嬉しい気持ちはお裾分けできますよ。

最後まで読んでくださり、有難うございました
(^^)

愛美@心のサポーター
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