自己紹介①【農家ハンター編】

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何回かに渡って私がどのような人物なのか、どのような経歴があるのかご紹介させていただきます。

農家ハンターでの修業をなぜ選んだのか、思いの一端をお話させていただければと思います。


【農家ハンター修業】


 2020年の11月にO.A.された情熱大陸を見た時に「農家ハンター」の存在を初めて知りました。元々祖母が農業を長野で営んでいたので農業に興味があり、人々の暮らしの根幹を支える仕事に大きな意義を感じています。(祖母が住む地域でも鹿がよく出ていたこともあり、野生動物による獣害というものに関心がありました。)

 丹精込めて育てた作物が収穫・出荷直前に食べられてしまう農家さんにとっても深刻な問題ですし、離農の大きな原因の一つにもなります。このような野生動物による作物への獣害被害は全国的な問題になってきています。

 「一生懸命育てても動物に食べられてしまう・・・」そんな状況の中で農業を続けていける人は限られてきます。食物を生産してくれている農家さんがさらに少なくなっていく未来が私たち消費者にどのような影響を及ぼすようになるか、将来訪れる可能性のある食糧危機と合わせて考えると対岸の火事では済まない問題になりつつある現状があります。

 ただ、野生動物にも命があるので、闇雲に駆除をすればいいというものでもありません。獣害を防ぎながら人間とイノシシ・鹿などの野生動物が共存・共栄していく方法を探っていきたいと思い、熊本に移住してきました。

 スタジオジブリの【もののけ姫】で「アシタカ」がこんなことを言っていました。

「森と人が争わずに済む道はないのか、本当にもう止められないのか」
「森とタタラ場、双方生きる道はないのか」

(モロとの掛け合いで)
「お前にさんが救えるか」→「分からぬ‥‥。だが、共に生きることはできる。」
「サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いにいくよ。ヤックルに乗って。」

 農家ハンターで修業をさせていただくようになり、アシタカの言葉が以前よりも深く理解できるようになりました。
 教育の現場に残ることも自分にとって大変魅力的な選択でしたが、「次の世代に生活できる環境を残すために自分が学んできたものを生かしながら何か行動を起こしたい」と強く感じ今回のアクションを起こしました。

 熊本に来てから多くの人との出会いに恵まれたこと、それから良き師匠たちに巡り会えたことで一人では何をすればいいのか、どう動いていけば良いかわからなかった自分が一歩前に進めている気がします。熊本にくることがきっかけで出会うことができた皆さんに感謝の思いでいっぱいです。

 現場の現状を見ている自分が生徒さんとの繋がりの中で、地球の環境についてや地球に住まわせてもらっている者として今後どのように行動していくべきなのか、消費者としてどう行動していくべきなのか伝え、一緒に考え、実践していきたいと考えています。

 まだまだ若輩者ですが、アシタカのように自分以外の人とその人たちの将来に関わる環境にまで想いを馳せ、行動できる人になっていくべく、精進して参る所存です。
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