株式市場の価格がどうやって決まるか、気になりますよね?実は、とてもシンプルな原理です。株の価格は、みんながどれだけその株を欲しがるか(需要)、そしてどれだけその株が市場に出ているか(供給)によって決まります。
具体的には、ある株に対して「これ以上は払いたくないな」と思う最高価格があれば、それが入札価格です。一方で、「この価格以下では売りたくないな」と設定される最低価格もあります。これをアスク価格と呼びます。
株式市場をオークションみたいに考えると分かりやすいですね。買いたい人がどんどん価格を上げていくようなイメージです。株に対する需要が高まれば、人々は株を手放す人のペースを上回って株を買おうとし、結果として価格が上がります。逆に、売りたい人が多ければ価格は下がるんです。
市場の価格は色々な要因で変動します。たとえば、最近ではインフレの影響やサプライチェーンの問題、金利の上昇や景気後退への懸念などが株価を下げる主な原因となりました。これらの要因が市場にどれだけの株を売りたい人を増やすかによって、価格が下がるわけです。