シンカンセンスゴイカタイアイス

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シンカンセンスゴイカタイアイスが話題になっていますね・・・

車内でのワゴン販売が終了になるとか。

車内販売といえば、シンカンセンスゴイカタイアイスではないのですが思い出すことがあります。

高校の頃、一つ年上だった恋人が受験の準備のために冬に入った頃に地元に帰ってしまったことがありました。
恋人は寮生で、同じ県内ですが遠方の地に実家がありました。

ベアたんは根っからの寂しがりやなので、その受験の準備期間、全く会わない、会えないということに納得がいかず、何度も何度も恋人の実家を訪れました。

その際乗っていたのが急行くまがわ。

熊本から人吉の恋人の家まで、実に2時間近くありました。

朝一番の急行くまがわに乗るために早起きをして、学校に行くフリをして列車に乗り込みました。
片手には教科書、片手にはウォークマン。

かなり頻繁に通った記憶があります。
まぁ、元々学校にはほとんど行ってませんでしたし、時間はたくさんありました。

そんなわけで急行くまがわに乗っていたのですが、あまりしょっちゅう乗るからなのか、車掌さんが覚えてくれて(複数名入れ替わりでいらっしゃったとは思うのですが)・・・
いつも声をかけてくれるようになりました。

そんなある日のこと。
車掌さんがいつものように切符を確認に来たあと、何かを片手に持ってきました。

それは、途中駅から乗ってくる車内販売の駅弁でした。
いつも、ワゴンで販売しているのを知っていましたが、買い方もよくわからないし買ったことがなかったお弁当。

車掌さんは「秘密だけど、いつも頑張っているから、あげるからお食べ。美味しいよ」
多分、受験生だと思われていたんですよね。

嬉しさと恥ずかしさがありましたが、その際にワゴン販売からの物品の購入の仕方を車掌さんから教わりました。

それ以降も、お茶を差し入れてくれたりと、かなりお世話になりました。
自分でお茶を買ったり、すごく良い思い出の一つです。

時代は変わりますね。
今は列車も随分早くなったし、九州には新幹線だって通っています。
車内ワゴン販売がなくなるのは寂しいですが、それも一つの流れなのかもしれません。

今、車内ワゴン販売がなくなるのは寂しい、とあちこちで声があがっているので、もしかしたら車内ワゴン販売は残っていくのかもしれません。

行く末が気になる出来事です。



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