高卒で就職してすぐが、年で一番の繁忙期でした。
とにかくコピーを取るのが仕事みたいな仕事で、忙しすぎて、誰もコピーの取り方については教えてくれませんでした。
一緒に入った同期の女の子はコピー機が最初使えませんでした。
先輩はお客さんをさばくのが精一杯で、教育係はいません。
コピー機の使い方を教えたのはベアたんでした。
ベアたん、実は中学校の頃イラストサークルごっことかしていて、コピー本などのなんちゃって同人誌を作った経験がかなりありました。
なので、コピー機の使い方、基本はそのときにマスターしていたのです。
でも、よく振り返って考えると、その中学校のときに誰からもコピー機や輪転機の使い方を教わった覚えがありません。
新卒配属後、異動で次の課に行った時はやはり4月が繁忙期で、輪転機をめっちゃ使いました。
紙詰まり、インク切れ、トラブルは様々ありましたが、なんとなく、(見てないけど)見よう見まねで乗り切りました。
その繁忙期が終わった後に、輪転機のマニュアルが別の場所に置いてあることを発見しました。
そこで、いつも輪転機の依頼がある度ベアたんにお願いをしてくる職員さんにそれを見せたのですが……
マニュアルを読むのが苦手な方というのは結構いるようで。
なので、もっと簡易に、マニュアルを作り直しました。
そしたら、それが同じ図書館仲間に重宝されて広まって。
同じ輪転機を持っている職員同士共有することになりました。
先日、今年大学に入ったばかりの子と話す機会があったのですが、「コピーの取り方がわからない」と。
今はお家に複合機のプリンターがあったりするお家もありますが、大学生一人暮らし、初めてのレポートに使用したいもののコピー。
コンビニでしますよね。
店員さんは忙しそうです。
そこで「ググる」ことが出来ればいいのですが、だいたいコピーを使う時期はかぶるので、後ろでコピー機待ちをしている人がいます。
こういう状況って結構出くわすんですよね。その子に限らず、ベアたんも出会ったことがあります。
そんないらんことまで……と思われるかもしれないけれど、授業のどこかとかで、そういったものの扱いの基本だけでも出来たらなぁなどとも思ってしまいました。
そこまで学校に押し付けれないから、何か取り組みがあったらなぁとか。
まぁ、年寄のいらん世話焼きですね(*´ω`*)