僕の話(自閉症スペクトラム障害・解離性障害・PTSD)

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初めてブログをしたためます、中本純(なかもと じゅん)です。
こちらの内容は、ココナラにて僕と一度でもメッセージのやりとりをしてくださり、且つまだご縁を繋いだままでいてくださっている方に向けて書いております。
内容はタイトル通り、僕自身の話になります。

※以下、僕の抱える障害や疾患、症状などの記載をおこなっております。事細かに書いているわけではございませんが、もしも似たような状態にある方がいらっしゃいましたら、僕の話を読むことで、フラッシュバックを起こされたり、ショックを受けられたり、気持ちが辛くなってしまう恐れがあります。お読みにならないことをおすすめいたします。
(僕自身も似たような状態にある方の手記や体験談を目にすることでフラッシュバックやパニックを起こすことがあるため、自ら進んで読むことはできません……)
※特性やジェンダーについて触れておりますが、あくまで『僕の場合』の話です。様々な属性と要素を合わせて人間は成り立っているため、汎用性はあまりないかもしれません。
※文章がきちんと伝わるように書けていない恐れがあります。ご不快に思う表現が含まれておりましたら、申し訳ございません。


では、話します。
僕は、自閉症スペクトラム障害です。二次的な精神疾患も複数抱えております。そして、解離性障害と実親からの虐待によるPTSDも発症しており、障害等級二級の手帳持ちです。

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過去に三度、能動的に命を断とうとしたこともあります。救急車で搬送されたのは二回。当時付き合いたてだったパートナーに泣かれ、悲しませたくなかった僕は笑わせようとして『実費負担かと思ってたけど保険適用で助かったわ』と言って余計に泣かれました。それからのちに『ああ、僕は死にたかったんじゃなくて、死にたくなるほど辛いことがあるから助けてほしいって叫びたかったんだ』と気づくようになり、支援員さんやパートナー、友人にも力を借りて、徐々に持ち直しました。ただ、笑わせたくてすることは大体いつでも空回っています。
そんな、どこかズレている僕は、自己の世界を表現するための文章能力(小説を書く能力)は人並みにあるようですが、対人的な文章能力(会話をするための能力)はあまりありません。こうして『言葉』を視覚的な情報である『文字』として認識し、文脈を考えて出力することはできますが、読解に時間がかかります。出品者様への問い合わせの文章を考える際は約三日から五日、正式な納品時の確認も72時間を目一杯までかけてしまうのが常です。
また、口頭での会話にはかなり苦戦するタイプです。一時期、電話サービスのクーポンが立て続けに配布されたことがございましたが、一度も使わないままでした。
脳の神経伝達物質の量を調整する薬を常用しております。十代の頃から飲んでいたものが、体質に合わないまま飲んでいたせいか、脳下垂体に影響が出る副作用が強すぎて、慢性的なホルモン代謝異常になっています(今は止めておりますがまだ薬効が抜けていない模様)。ココナラを始めたばかりのプロフィールに『属性はジェンダーニュートラルのエイセクシャル』と書いておりましたが、僕の場合は『性別がフワフワしているように感じるのは、自閉症スペクトラム障害の副次的なものではないか』と先生から言われています。ホルモン代謝異常も影響はしているかもしれませんがよく分かりません。
パートナーとは体の結びつきによらない関係を築いております。僕には触覚に関する感覚過敏があり、身体(頭部を含む)に触れられるのが極端に苦手でもあります。
今の薬が効いているのか、以前までよりは社会的な営みができるようになってきました。
(ずっとお世話になっていた支援員さんから、『最近やっとお話ししてくれるようになったね』と言われたことがありました。僕自身はそれまでもたくさん話していたつもりでしたが、きっと対外用の共通語ではなく『僕語』を話していたのだと思います)
小説を書く際は、一から十まで自己の中で展開が見えています。しかしながら、僕とは別の自我のある人様との対話では、先が見えません。脳の処理速度が遅いため適切な語句を選ぶのに時間がかかったり、選び方を誤ることがあります。
僕はずっと、身体に魂がうまく固着していないような感覚の中で生きています。能動的に死に向かうことはなくなりましたが、『僕はこの世界を生きるのに向いてないな』という思いは常にあります。
僕と外の世界とを繋ぐ経路は、良き理解者であるパートナー、親しい友人、創作仲間、支援員さんです。

僕は『普通』のふりをしていたいタイプで、会社勤めの頃は障害があることを職場の方々には隠していました。業務で躓くことが多かったので、気づかれていたような気もしますが。かかりつけの先生からは『知能検査の結果を会社に提出して、理解と支援を求めてみてはいかがでしょう。診断書と必要としている支援についての添え状はいつでも書きますよ』と提案されましたが、抵抗感が強く、拝辞いたしました。僕自身に『知られたくない』という思いが強くあったのも理由ですが、会社側にそんな余裕はないのではと思えたためでもあります。
僕はココナラでのやりとりに於いても、自身の障害と疾患について話したことは一度しかありませんでした。出品者様へのメッセージにて説明をした一度きりです。
(『頭の中にあるものを言語化して伝えることがうまくできない』『返信に時間がかかる』という個々の状態については複数の方にお話ししております)
正直に申し上げて、こうしてブログとして書いている今この瞬間も、公開することへの不安で手が震えております。
僕が唯一障害についてお話した出品者様は、僕がココナラで初めてメッセージをやりとりさせていただいた方で、長期のお取り引きでお世話になっており、今年でもう三年目のお付き合いになります。有り難いことです。

そして、何故、今このブログで僕が自身の話を書き出したかと言いますと、これ以降はもう、現在までにリピート購入をさせていただいた方と、購入の予約を入れている方のみとお取り引きをおこなっていこうと考えたためです。
理由は僕の失敗にあります。
現在までに、僕は16名の方とメッセージのやりとりをさせていただきました。
そのうち、三名の方からブロックされています。二年前にお二人、今年にお一人です。
16分の3、というのは頻度としては多い方ではないでしょうか。
そして、その原因となってしまったのは、僕からの問い合わせのメッセージでした。

僕は、自身が経験した暴力や暴言、肉体的・精神的に辛かったことを『そのまま僕の言葉』として伝えることが上手くできません。パートナーからは『もっと自分が負った傷に目を向けて、自覚できるようになってほしい。そして、自覚できたらちゃんとケアするようにしてほしい。一人で無理なら私でも、誰か他の信頼できる人でもいいから、頼って』とお願いされておりますが、『ありのままの僕の辛さ』を話そうとすると、ブレーキがかかってしまうことが多いのです。泣いてしまって声が出ないこともあります。
そんな僕がどうやって内面の処理をしているかと言いますと、方法は二種類あります。
一つは『心の状態を感じたままに絵にすること』。例として一枚掲載いたします。

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そしてもう一つは、『小説(フィクション)の世界に落とし込んで封じてしまうこと』。
僕の中の『傷の記憶』を、僕の創作する小説の登場人物に背負わせて、埋葬するのです。

ブロックされたお三方には、そんな僕の小説に関する依頼の問い合わせをしました。
二年前にブロックされたお二方には、僕が浴びせられたり見聞きした暴言と、大きな力に抗えず無抵抗のままただ蹂躙されるしかなかった僕の分身を盛り込んだ物語を、
今年ブロックされた方には、そのまま虐待がテーマの無慈悲な物語を、お渡ししたのです。
『傷の記憶』を落とし込んだ作品は、ハッピーエンドにできません。なぜならその『ハッピー』は現実で起きてほしいことだからです。封じるのは辛いことだけ。ハッピーエンドを書こうとすることにも僕はブレーキがかかります。難儀な状態です(最近では小説執筆サービスにてお願いをして、エンディングをハッピーに変えた作品を書いていただいたりしております)。
また、僕が『ホラー』というジャンルを愛しているのは、『僕の地獄よりも怖い世界があるんだ』と思って安心した経験によるところもございます。
子供の頃、蒸し暑い物置に閉じ込められた時に、土埃でむせ返りそうな空気の中、棚にしまい込まれていた『デビルマン』の漫画を見つけ、小さな窓から差し込む太陽の光を頼りに読んだ記憶があります。牧村家の惨事は現実で地獄を見ていた僕にとって『一時でも現実の地獄を忘れられるもの』でした(描写的には完全にアウトで、物置の熱気と相俟って読んでいて戻してしまいましたが)。
辛い日々から逃避するための手段に、『優しくて綺麗で幻想的な世界』を求めるタイプの方はいらっしゃいます。そして恐らく、僕のように『架空の世界の恐怖で現実の恐怖から逃避しよう』というタイプの方も、一定数いらっしゃるのではないかと思います。
元々は僕も、光いっぱいの優しい童話やかわいい絵本の世界に憧れていました。それが読めなくなってしまったのには別の理由がありますが、それはここへ書くものでもないので割愛します。

僕は、自身が作品に込めた想いや意図や自身の生い立ちや障害の話は、先のお三方に一切伝えませんでした。作品の中身(ストーリー)についての情報のみを伝えて、ブロックされる直前まで『またご縁をいただけるかも』だなんて考えていました。愚かですね。
伝えていたなら何かが変わったのか、と考えてみても、恐らく変わらなかったと思います。問題は原稿の中身にあったのですから。お相手様から見て『得体のしれない相手(あるいは話が通じなさそうな相手)』である僕から送られてきたというのも影響していたかと拝察いたします。特に最初の方は、僕の問い合わせの仕方にも問題がありました(当時は分かりませんでした。申し訳ございません)。
僕は三度目のブロックを受けたあとから、作品を通じて僕の人間性まで否定されたような気分に陥っており、虐待のフラッシュバックまで誘発してしまったせいで過呼吸気味になっているため(僕が悪いのですが)、もし作品の背景や事情を伝えた上で無言のブロックを受けていたなら、今より更に深みに嵌っていたように思います。
僕の特性(あるいはPTSDの影響)で、ショックを受ける出来事があった年月日は強く脳に刻み込まれており、ブロックされた日もはっきり覚えております。去年は先の二件の日付が近づいた頃に著しく体調を崩しました。
僕からの問い合わせによってそれぞれの方にとても嫌な思いをさせてしまったことは確かな事実であり、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。この気持ちはこの先もずっと抱えて生きていきます。

そうして、お相手様からブロックという『もう今後一切関わりたくない』という意思表示を受けてからは、支援員さんに『こんな失敗をしてしまいました』と概要のみをお伝えして(メッセージのやりとりの詳細は口外しておりません)、『どこに問題があったのか』を考えるための手助けをお願いしておりました。最近やりとりをさせていただいた方から『中本さんの書かれる文章(言葉遣いや話している内容)に問題は特にありません』と評されましたので、支援員さんとの学習も一定の効果はあったように思います。それでももう三度目です。
いえ、ブロックは三度ですが失敗自体はもっと多いのです。納品された物が想定の範囲を超えた内容だった際にパニックを起こしてしまい(お相手様にはそれが『想定外』だと予見できるだけの情報を伝えることができていませんでした)、情緒が乱れたままメッセージを送り続けてしまったり。ある方には同じ件で三度も問い合わせをして、その度に『今は忙しいので』とお断りのメッセージをいただいたり(恐らく初めから受けたい内容ではなかったのだと思います。なかなか気づくことができず申し訳ございませんでした)。
そして、お相手様の反応を受け取る僕の内面にちぐはぐなところがあります。『もう関わりたくない』というサインに全く気づかない一方で、ある方には僕の創作スタンスを延々と語ってしまったあとで、『これは不適切なメッセージを送ってしまったかもしれない』と省みるも、『またやりとりをさせていただきたいです』と丁寧なお返事をいただいたり(その後もご縁をいただきました。有り難うございます)。
他にも色々とあります。
そして、『失敗しながら学んでいく』のは僕の中だけで完結できる場合のみ許されるのではないかと思うのです。また誰かに嫌な思いをさせてしまうのは本意ではございませんし僕も苦しい……。「中本さんと付き合っていくのはしんどいな」と思われながら無理をして付き合ってくださるのはもっと苦しい……。
そのため、今後は現在まで引き続きご縁をいただいている方のみとやりとりをさせていただく所存でおります。
目下、何ヶ月もの間どうしても返信が上手く書けなくなってしまっているお取り引き中の方に、返信をしたためております。
いつも見捨てず優しくお待ちくださり、感謝の限りでございます。

本ブログは以上となります。
最後までお読みくださり有り難うございました。

※ここまで書いて思い出しましたが、過去に二回、『僕の実体験』を元にした私小説風(個人情報につながる箇所はフィクションを織り交ぜていたため、あくまで“風”)の作品を書いて(読んで)いただいたことがございました。あの時期は今よりも上手く呼吸ができていたんだなあ……。
関わってくださった出品者様に心より御礼を申し上げます。
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