中小企業経営のための情報発信ブログ361:図解で人を動かす極意

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ビジネス・マーケティング
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ビジネスパーソンにとって図解できるということは必須のスキルです。図解することによって議論を整理することができるだけでなく自分の頭や考え方を整理することができます。自分の考えが整理できてはじめて部下を動かすことができるのです。
1.図解は「上に立つ人」の必須スキル
 ホワイトボードに議論の論理構造を整理し、キーワードごとに箇条書きにできれば合格点、更に思考の補助線となる重要な軸を見つけてマトリックス化できれば、プロジェクトは大いに進捗します。しかも、その場でクライアントと解決の方向性について仮の合意もできます。コンサルタントにとって、イシューの構造化とその図解能力は重要な基本スキルです。しかし、これはコンサルタントにだけ必要なスキルではありません。「いかに人々の発言から論理や因果関係を紡ぎだし、高速で空間に固定するか」ということは、ビジネスパーソンにとっても必要なスキルなのです。
2.重視するのはスピード! 一瞬で図解する!
 上手く図を書く必要などありません。いかに議論の流れを止めず、一瞬でわかりやすくシンプルに図解できるかが重要なのです。重要なのはわかりやすさスピードです。
 他者との討議だけでなく自分自身の思考の整理のためにも図解は重要です。
 図解する上で、事象の構造化文脈解釈によって未来を思考することが重要です。
 事象を構造化するには、まず何らかの軸に従って図解化し、それをじっと眺め、意味合いを考えるプロセスを繰り返し、自分の思考を整理し、その文脈を整理するということです。
 思考を図解化するスキルは、複雑な議論を整理し、関係者を巻き込み引っ張っていくためには身につけるべきスキルなのです。
3.ソフトバンク孫社長がやっていたこと
 ソフトバンクの孫社長は、アイデアを纏めるときには、文字は少なく、丸や四角と矢印に数字を入れ込み、キャラクター漫画の絵もあるメモをよく移動中の新幹線の中で書いていたと言います。
 モノよりもコト、論理よりも感性の時代、計算が早くできたり細かいことを覚えていることより、自分の世界観を直接イメージに落とし込み他者に共感を得られる形で発信できるかということが大切です。共感できてこそ、部下は上司(リーダー)についてきてくれます。
 経営者、起業家、政治家、研究者等「理想を言語化・見える化し、その理想に向かって協力者を巻き込む必要のある人」は、すべてこの基本スキルを学ぶべきだと思います。 
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